月別アーカイブ: 2020年11月

サリーの父ちゃんの。「助けてー!」、「よしゆきー!」


目が覚めた。

部屋の中は真っ暗。

サリーの父ちゃんは「今、何時だ?」。

スマホを見た。

「まだ、6時か。。。。」

そして、慌てた。

「まずい!」

「朝の検温だ。」

「看護師さんが来る!」

父ちゃんは慌てて起き上がった。

しかし。。。

「なにかがおかしい。。。」

なにがおかしいのかは、寝ぼけいるのでわからなかった。。。。

そう、10分もぼーっとしていただろう。

ようやく、

「ここ、自宅か?」

そうなのです。

2週間の入院からよやく開放され自宅に戻ったのです。

戻ったのだが、精神的にはまだ入院している状態なのです。

「自宅ということは、検温なし。」

「看護師さんも来ないんだ。。。。。」

父ちゃんは、大きく息を吐いて、そして、トイレに行こうと思いました。

「尿瓶は。。。。」

「オチッコ貯めないとまた看護師さんに叱られる。。。」

慌てて、尿瓶を探しました。

そして、

「退院したんだから、もうオチッコ貯めなくていいんだった。」

父ちゃんは、よろよろと起き上がり、トイレに行って、堂々とオチッコをしたのです。

地獄の2週間の入院生活は父ちゃんに未だに、「トラウマ」となっているのです。

トイレから戻り、もう少し寝るかと思って布団に潜りこんでも、いつ看護師さんが現れるかビクビクしていますのです。

もう2度とあの辛い入院生活はしたくない。

早朝の検温から9時の検診。

お昼の検温。

夕方の検温。

2日に1度の採血。

そして、突然、看護師さんが現れ、「◯◯科で診察がありまーす!」

聞いてないよ。。。。

それが毎日続いたのです。

しかも、夜になるともうとんでもなく恐ろしいことが起こるのです。

父ちゃんが入院している階はなぜか、爺さん、婆さんが入院しているのです。

それで、夜。。。。

「助けてー!!!!」

婆さんの叫び声が響くのです。

身の毛がよだつとはこのことか。。。。

初めてその叫び声を聞いた時はあまりの恐ろしさに、思わず、隣でねている、サリー(想像)を抱きしめたのです。




「サリー、今の聞いたか!」

そして、別の婆さんが、「よしゆきー!」と叫ぶのです。

父ちゃんは再び、サリー(想像)をぎゅっと抱きしめるのです。

これがほぼ毎晩なのです。

毎晩。

「助けてー!」

「よしゆきー!」

頻繁の検診。

「助けてー!」

「よしゆきー!」

寝られるもんではありません。

それで、退院して自宅にいるのに、夜中になると、

「助けてー!」

「よしゆきー!」

が聞こえてくるような気がするのです。

「助けてー!」

「よしゆきー!」

の幻聴はいつになれば収まるのでしょう?




おしまい。

にほんブログ村 犬ブログ トイプードルへ にほんブログ村へ

人気ブログランキングへ

■掲載希望応募ページ

教祖様の信者の方のワンちゃん、ねこちゃんの写真を募集中。
里親募集にもぜひ活用ください。
https://salliethewan.com/mydog/
■サリーのFacebookページ。
更新のご連絡など、教祖様の「ありがたーーい、お言葉」とともにお伝えしていきtます。
https://www.facebook.com/salliethewan
■サリーのインスタグラム
https://www.instagram.com/salliethewan/