目が覚めた。
部屋の中は真っ暗。
サリーの父ちゃんは「今、何時だ?」。
スマホを見た。
「まだ、6時か。。。。」
そして、慌てた。
「まずい!」
「朝の検温だ。」
「看護師さんが来る!」
父ちゃんは慌てて起き上がった。
しかし。。。
「なにかがおかしい。。。」
なにがおかしいのかは、寝ぼけいるのでわからなかった。。。。
そう、10分もぼーっとしていただろう。
ようやく、
「ここ、自宅か?」
そうなのです。
2週間の入院からよやく開放され自宅に戻ったのです。
戻ったのだが、精神的にはまだ入院している状態なのです。
「自宅ということは、検温なし。」
「看護師さんも来ないんだ。。。。。」
父ちゃんは、大きく息を吐いて、そして、トイレに行こうと思いました。
「尿瓶は。。。。」
「オチッコ貯めないとまた看護師さんに叱られる。。。」
慌てて、尿瓶を探しました。
そして、
「退院したんだから、もうオチッコ貯めなくていいんだった。」
父ちゃんは、よろよろと起き上がり、トイレに行って、堂々とオチッコをしたのです。
地獄の2週間の入院生活は父ちゃんに未だに、「トラウマ」となっているのです。
トイレから戻り、もう少し寝るかと思って布団に潜りこんでも、いつ看護師さんが現れるかビクビクしていますのです。
もう2度とあの辛い入院生活はしたくない。
早朝の検温から9時の検診。
お昼の検温。
夕方の検温。
2日に1度の採血。
そして、突然、看護師さんが現れ、「◯◯科で診察がありまーす!」
聞いてないよ。。。。
それが毎日続いたのです。
しかも、夜になるともうとんでもなく恐ろしいことが起こるのです。
父ちゃんが入院している階はなぜか、爺さん、婆さんが入院しているのです。
それで、夜。。。。
「助けてー!!!!」
婆さんの叫び声が響くのです。
身の毛がよだつとはこのことか。。。。
初めてその叫び声を聞いた時はあまりの恐ろしさに、思わず、隣でねている、サリー(想像)を抱きしめたのです。
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「サリー、今の聞いたか!」
そして、別の婆さんが、「よしゆきー!」と叫ぶのです。
父ちゃんは再び、サリー(想像)をぎゅっと抱きしめるのです。
これがほぼ毎晩なのです。
毎晩。
「助けてー!」
「よしゆきー!」
頻繁の検診。
「助けてー!」
「よしゆきー!」
寝られるもんではありません。
それで、退院して自宅にいるのに、夜中になると、
「助けてー!」
「よしゆきー!」
が聞こえてくるような気がするのです。
「助けてー!」
「よしゆきー!」
の幻聴はいつになれば収まるのでしょう?
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おしまい。
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