月別アーカイブ: 2020年11月

サリーの父ちゃんの入院生活。その7。爺さんとの新聞争奪戦はどうなった?


またまた、料亭「穂利富」である。




またまた、「サリー部長」と「越後屋」であった。

「おい、越後屋。」

「はい。お呼びで。」

「どういたしました?」

「サリーの父ちゃんだ。」

「はあ。」

「入院中だろう。」

「その通りでございます。」

「どうしているのだ。」

「毎朝、爺さんと新聞争奪戦を行っているようでございます。」

「まだ、やっておるのか。」

「とにかく、他に楽しみがないということで。。。。」

「それで。」

「朝でございます。」







「早朝のため、まだ誰もおりません。」

「そうか。」

「父ちゃん。今朝こそ爺さんに勝つ!」

「意気込んでおります。」

「それで。」

「爺さん。まだ現れておりませんでした。」

「父ちゃん。今朝は不戦勝だ!」

「そんなことが嬉しいのか。。。。。」

「どうしようもございません。」

「それで。」

「やはり、早起きは三文の得だ。」

「父ちゃん。どこか他のところでこのやる気を出せんのであろうか?」

「父ちゃんは、インターフォンだと言っております。」

「インターフォン?」

「押せば鳴る!」

「それを言うなら、為せば成るだろう。。。」

「それで、父ちゃん。ずーとコンビニが開くのを待っておりました。」




「暇なので、カフェテリアのメニューを見たりして。」

「いつか、食ってやる。」

「病人の切実な願いだな。」

「しかしですね。」

「いくら待っても、一向に爺さんが現れないのです。」

「現れない?」

「父ちゃん。不安になって参りました。」

「なぜだ。」

「爺さん。退院したのか?」

「先を越されたのか?」

「このままでは、爺さんとの新聞争奪戦が中途半端で終わってしまう。。。。」

「まあいいではないか。」

「無事退院。いいことだぞ。」

「しかし、父ちゃんは入院中の唯一の楽しみがなくなったことで意気消沈なのでございます。」

「そうして。コンビニが開く時間になったのでございます。」

「すると。父ちゃんの目に驚愕の真実が。。。。。」







「新聞がいっぱい!」

「なんだと。新聞、予約しないといけなかったのではないのか!」

「どうも、父ちゃんが、新聞もっと仕入れてちょうだいよ。」

「とのリクエストが通じてしまったようなのです。」

「それでは、爺さんがいても争奪戦は出来ないのではないか。」

「そうでございます。」

「父ちゃんは、がっくり肩を落として新聞を購入し病室に戻ったのでございます。」

「明日から、おいらはどうしたらいいのだ。。。。。」

「その落ち込みようは計り知れないものだったのです。」

「仕方なかろう。」

「でもですね。」

「どうした。」

「先生が現れて、言いました。」

「退院していいですよ。」

「なに?」

「そうでございます。」

「退院の許可がおりたのでございます。」

「先生。それ本当?」

「本当なのでございます。」

「父ちゃん。慌てて荷造りを始めました。」

「しかし、不思議なことに。。。」

「来た時より荷物が増えていたのでございます。」

「なぜだ?」

「おそらく、暇なのでコンビニでとにかく必要のないものも買いまくったせいでございましょう。」










「缶詰も購入しました。」

「しかし、ビールがないので結局、手を付けなかったのです。。。。」




「仕方がないやつだ。。。。」

「ということで、父ちゃんの2週間の入院生活は無事終了したのでございます。」













「そうして。。。」
















「ただいま!」

「ということで、父ちゃんの入院生活は終わったのでございます。」

「ところで、父ちゃん退院して新聞はどうなるのだろう?」

おしまい。

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