サリーと飼い主の連休の過ごし方

連休です。

お子さんが「どこかへ連れて行って。」と言い、家族でどこかへ。

よくあるお話です。

うちのサリーは言いません。

控えめな性格なのです。

連休だと教えてもらってないからかもしれません。

それで、世間の飼い主さん達は、愛犬を連れて何処かへ遊びにいくのです。

しかし、サリーの飼い主はどこにも行きません。

お金が無いという理由もあります。

犬には贅沢だという理由もあります。

水戸黄門付近に注射されて歩けるようになったのですが、まだ本調子でないという理由もあります。

ですが一番の理由は。

面倒くさい。

です。

それで家の中で、ぐだぐだ過ごします。

サリーも慣れたもので、布団の中で一日中寝て過ごします。

たまに起きてきて、飼い主がいるのを確認すると戻って寝ます。

散歩に連れてけとかまったく言いません。

本当に控えめな性格なのです。

うまく歩けなかったころ、ベッドの上に横なっていると、サリーは嬉しそうにベッドに登ってきて布団の中に潜り込みました。

ただ飼い主と一緒にいるだけで幸せなようです。

それで夕方、散歩に行きました。

久しぶりの散歩。

どうもどこへ行こうか迷っているようです。

そして、なにかを食べている背年を見つけました。

ジーっと見つめます。

絶対動きません。

遂には、

お座りをしました。

「これはわんこちゃんには食べられないよ。」

青年が言っても頑として動こうとしません。

控えめな性格ですが、食べ物に対しては頑固なのです。

そして遂に、






久しぶりの「だしなさい!」です。

結局、なにももらえず、いつものように、

飼い主になにかを訴えました。

訴えられてもなにも出来ないので、帰りました。

控えめな性格ですが、食べ物に関しては積極的なのでした。

そして、












寝ました。

諦めやすい性格なのです。

おしまい。