フィーユと言った。
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いつも立ち上がって遠くを見ていた。
海だ。
「あの先にはなにがあるのかなああ。」
「いつか行ってみたいなあああ。」
フィーユはいつも考えていた。
しかし、わんこのフィーユには叶わぬ夢であった。
今日もフィーユは遠くを見つめるのであった。
そんな時であった。
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「海の向こうへ行きたいか。」
「あ、あなたは?」
「私は誰でもよい。」
「ただ、聞いておるのだ。」
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「行きたいか?」
「行きたいです!」
「行って、海の向こうになにがあるのか知りたいです!」
「そうか。そうであったか。」
「で、私は行けるんですか!」
「うん?」
「うーん。」
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「はああ?」
「いったい今のはなんだったんだ?」
その時であった。
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「海の向こへ行きたいのか?」
「あなたは?」
「そんなことはどうでもいい。」
「行きたいのか?」
「行きたいです。」
「そうか、そうであれば。」
「そうであれば?」
「あの人に聞きなさい。」
「あの人?」
「大富山大学の大富山沙里吉教授だ。」
「大富山沙里吉教授?」
「知らんのか。」
「法螺の研究で有名だ。」
「法螺の研究?」
「そうだ。会って、海の向こうへ行きたいとお願いするのだ。」
ということで、フィーユは大富山沙里吉教授に会いに行ったのだ。
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「大富山沙里吉教授ですか?」
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「今、私は忙しいのだ。」
「大富山藩の歴史を執筆中なのだ。」
「大富山藩の復興の祖である、大富山政宗。」
「若くして生まれた。」
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「大富山藩は、近隣の藩と比べても、小さいか大きいかのどちらかだった。」
「藩は戦で疲労していた。」
「わずかの農民が駆り出された。」
「あるいは、農民以外の侍だった。」
「しかし、藩には農民しかいなかった。」
「あの。教授。。。」
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「なんだよ。」
「あのう、なんかよくわからないお話ですね。」
「うるさい!」
「わしはイライラしているのかイライラしていないかのどちらかだ。」
「はあ。まあ梅雨ですから気分も晴れませんよね。」
「梅雨に入って毎日毎日、雨ばかりだ。」
「そうですね。」
「これをなんと言うか知っているか?」
「知りません。」
「キッコーマンだ。」
「はああ?」
「キッコーマンの。」
「ほんつゆ。」
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「うほほほほ!」
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「で誰だね君は。」
「フィーユです。」
「なぜわしのことを聞く!」
「はああ?」
「しかも英語で。」
「Who Are You?」
「フィーユにかけたのだ!!!」
「。。。。。」
「あのう、私は海の向こうに行きたいのです。」
「海の向こう?」
「それは、自動車がたくさんありました。だな。」
「それはなんだい?」
「難題。。。。」
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「で、どうしても海の向こうに行きたいだね。」
「はい。」
「わかった。大河原太蔵君。」
「フィーユです。」
「そうであった。」
「向島新之助君。」
「フィーユです。」
「そうであった。」
「燕 東海林太郎兵衛宗清君(つばくら しょうじたろべえむねきよ)」
「フィーユです。」
「そうであった。」
「根本 寝坊之助食左衛門君。(のもと ねぼうのすけくいざえもん)」
「フィーユです。」
「あのう、日本一長い名前シリーズ、前にもやりましたよ。」
「うるさい。」
「君がそんなに海の向こうに行きたいのなら行かせてあげよう。」
「本当ですか?」
「本当だよ。」
「わしは今まで嘘をついたことは一度もない!」
「法螺をついたことはたくさんあるが。。。。」
「で、私はどうやって海の向こうへ行けるんですか!」
「簡単だ。」
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「船乗りとなって、海の向こうへ!」
「そしてある真実を見つけるのだ!」
「真実ですか?」
「そうだ。」
「それは?」
「おいおい、わかるであろう。」
「そして、今日からお前。」
「えーっとなんだたっけ?」
「沢井 麻呂女鬼久壽老八重千代子さん。(さわい まろめくすろやえちよこ)。。。」
「フィーユです。」
「そうそう。」
「今日から、船乗りフィーユとなって今はまだわからない。」
「作者が思いつかない、真実を探す旅に出るのだ!」
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ということで、またまた思い付きで始まった、船乗りフィーユの冒険!
またまた、ご参加わんこ募集なのであります!
よろしくお願いいたします!
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「ところで、フィーユ君。」
「オリンピックって本当にやるの?」
「それは知らないほうがいいと思います。」
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