「日本もんぺの会」カテゴリーアーカイブ

悩める小説家サリー先生と編集者。


「サリー先生ですね。」




「。。。。。。。」

「タコにも。で、君は誰だね?」

「わ、私は、大富山出版の編集をしております。」




「フィーユと申します。」

「フィーユ君か。で、要件は?」

「あの、その前に、タコにもとはどんな意味でしょうか?」

「うん?」

「君が、サリー先生ですかと問うたから、タコにもと答えたのだ。」

「サリー先生、それはもしかして、いかにもでは?」

「うん?」

「あれ?イカだったっけ?」

「いかでございます。」

「細かいことはどうでもいい。」

「イカもタコもおんなじじゃ。」

「そうでしょうか?」

「で、要件は?」

「はい。実は、先生に小説の執筆のお願いしたいと思いお伺いいたしました。」

「小説?」

「はい。」

「先生の「半沢サリ樹」、「怪盗猫騙し」、そして「謎の東洋人そん・たく」。」

「数々の名作、感銘をうけまして、ぜひ自作はぜひ我社でお願いできないかと思いまして。」




「そうか。「半沢サリ樹」、「怪盗猫騙し」、そして「謎の東洋人そん・たく」。」

「みな名作であるな。」

「そうでございます。」

「しかも、全て先生の思いつきで始められ、結局、未完であるというところが感銘を受けました。」

「わしは、みかんは嫌いじゃ。」

「。。。。。」

「どちらかと言えば、ももがいい。」

「あのう先生。」

「みかんではなく、未完です。」

「おんなじだろう?」

「違います。微妙に。

「いいではないか。」

「なにがです?」

「病気しておらんのであろう?」

「。。。。。。」

「先生。それは未病でございます。」

編集者フィーユは気がついたのである。

サリー先生との会話はどうも、頓珍漢になるということを。

「それで、業界では先生のことを思いつきではじめて結局最後まで終わらない。。。。」

未完の帝王と呼ばれているのです。」

「喜んでいいのか?」

「いいのではないでしょうか。」

「そうか。それで私になにを書けというのだ?」

「はい。」

「今回はぜひ最後まで結末まで書いていただき、先生、初の大作をお願いしたいのです。」

「うーむ。」

先生は考え込んだ。




編集者フィーユは、きっと大作のボケを考えているのだ察した。

先生はしばらく考えこんでいた。

きっとボケを思いつかないのだ。

編集者フィーユは言った。

対策ではいかがでしょう?」

「対策?」

「コロナの対策とか?」

先生は言った。

「いただきましょう。」

「対策であろう。コロナの。」

編集者フィーユは思った。

「サリー先生との付き合いは大変だぞ。」

「しかしな。フィーユ君。」

「はい。」




サリー先生は押し黙ったのである。

編集者フィーユは思った。

「きっと、フィーユをボケずにそのままフィーユを言ってしまったことに、失敗したと思っているのだ。」

「それで、私にどんな小説を書けというのだ?」

「それなんですが。」

「万年筆だよ。」

「。。。。。。」

「私が持っているのは、万年筆だよ。」

「小説家だからね。」

編集者フィーユは考えた。

「それなんですが。。。。」

「先生。もしかして、それなんですか?ですか?」

「御名答!」

編集者フィーユはすぐここから立ち去ろうと思った。

しかし、サリー先生が編集者フィーユを押し留めた。

「なにを書こうか。」

サリー先生は妙に書く気まんまんなのである。

なぜなら、サリー先生の父ちゃんが入院して多額の入院費をねんしつしないといけないのである。

そのためには、多少であっても入院費にたるお金を稼がないといけないのである。




「うーん。」

「推理小説とかはだめ?」

「推理小説ですか?」

「うむ。」

「いままで父ちゃんが適当にサリーを使って作ったキャラで、サリー警部がある。」




「サリー警部ですか?」

「知らんのか?」

「あいにく。」

「ひき肉ではない。」

「はい。」

「サリー警部。」

「警視庁ならなぬ。」

「犬視庁の名警部だ。」

「あの有名な灰色の密室の謎を解決したのだ。」

「それは?」

「ある部屋で狐のコン太が圧死されたのだ。」

「おかぴっきのあっしですかではないぞ。」

「その部屋は密室で犯人が誰かまったくわからなかったのだ。」

「で、犯人は?」

「実は、象さんだったのだ。」

「象さんですか。」

「あんなでかい象さんならすぐ象さんが犯人だと気がつくでしょう?」

「いや。」

「部屋は壁から床まですべて灰色だったのだ。」

「だから、部屋のなかに象さんがいるとは誰も気が付かなったのだ。」

「保護色だよ。保護色。」

「しかし、サリー警部は部屋の中でやたらなんかにぶつかるなと気が付き象さんが犯人だとわかったのだ。」




「で、どうだ?サリー警部の事件簿?」

「なにかほかにありませんか?」

「なぜいかんのだ!」

「読者にうけないと思います。」

「うけない?」

「受けないという”エビテンドン”を出しなさい!」

「エビテンドン?」

「。。。。。。。。」

「サリー先生。」

「なんだ?」

「もしかして、エビデンスですか?」

「違う!違う!」

「アデランスではない!」

編集者フィーユは本当に今すぐここから即刻帰ろうと思ったのである。




ということで、悩める小説家サリー先生は新作のために忙しくなったのである。




つづく!

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