月別アーカイブ: 2020年9月

父ちゃんの「胃カメラ」と「わんこ先生」


父ちゃんの「胃カメラ」、「おちり注射」である。

私はこの自分に科せられた苦悩と嘆き。

それを多くの方に知らしめようと思ったのである。

大長編のノンフィクション。

「私はいかにしてこの苦難を乗り越えたのか!」

大長編である。

予定だったのある。

予定であったが、ショパンの事情により、一気に大長編ではなく、小編。

小出しになってしまったのである。

なぜかと言えば、「胃カメラ」も「おちり注射」も終わっていないのである。

まずは、「胃カメラ」である。

紹介された病院に行った。




男性の先生が紹介状を見ていた。

「ペットロスなの?」

おんや?

紹介状を書いた先生に、

「どうも最近、食欲がなくて。」

「犬が死んだからでしょうか?」

と言ったことが紹介状に書かれていたのである。

恥ずかしいではないか!

いい歳こいたおじさんが、「ペットロス」。。。

たとえ、医者でも書いていいことと悪いことがある。

個人情報であろう!

あれ?

おかしいか。。。

きっと、紹介状を読んだ先生は、私のことをバカにしていると思ったのである。

すると、先生が。

「犬が死ぬと悲しいよね。」

とおっしゃたのである。

「え?先生、犬飼ってたんですか?」

「はい。でも死んでしまってね。」

「そうなんですか。。。」

「お幾つで?」

「16歳でね。」

そして、先生の愛犬は小型犬で、なんとかいう洋犬なんだそうで。

癌だったそうで。

毎日、毎日、点滴をして。

大変だった。

家ではもう一匹、わんこがいるのですが、今でも家の中を相棒を探して歩き回っていることを知ったのです。

私は思った。

「この先生なら大丈夫だ!」

この考え、誰が否定できましょう!

しかも、先生の愛犬が亡くなったのが、この6月。

サリーも6月。

これは単なる偶然ではありえません。

最初の病院では、2つの病院を紹介するけど、どっちがいいかと訊かれたのです。

私は、熟考の末、この先生。

「わんこ先生」の病院を選んだのです。

多分、サリーが「父ちゃん。こっちの病院にしておきなよ。」

と言ったのでしょう。

まあ、もうひとつの病院は遠くてバスに乗って行かなくてはならなくて、暑いなかバス待ってたくない。

「わんこ先生」の病院は電車で2駅だからという理由で選らんだということは特に記さない。

それで、感染症?だったか?

のために採血されたのである。

あと、エコーというのでしょうか?

お腹にパソコンのマウスみたいなのを当てられたのである。

これで、「なんともないですね。」

と、言ってくれないかと思ったのであるが。

「わんこ先生」は、ひとこと。

「胃カメラ検査しましょう。」

「胃カメラ。」

来週の18日に決定したのである。

随分と先なのである。

また死刑執行が伸びたのである。

私は恐る恐る、「わんこ先生」に訊ねた。

「あのー、胃カメラは麻酔ですか?」

「わんこ先生」は言った。

「そうですよ。」

私は思った。

「よかった。。。」

私は、「わんこ先生」ともっと愛犬のことをお話したかったのだが、次の患者さんが待っているので、お礼を行って病院を後にしたのである。













おしまい。

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