教祖様が誘拐されて、4日が過ぎた。
サリー警部のもとには、なんの手がかりの報告がこなかった。
犬視庁きっての敏わん警部もなすすべもなかった。
あの、「茶色の密室の謎」を解決した、サリー警部である。
「茶色の密室の謎」とは。。。
室内が茶色一色の部屋のなかで、ウサギのうさちゃんが何者かによって重傷を負わされていた事件のことであった。
犬視庁の捜査わん達「がかけつたが、室内は密室で、犯人はどこにも発見することができなかった。
しかし、おっとりがたなで現場に現れたサリー警部は、現場を見るなり、
「犯人はここにいる!」と叫んだのである。
そう、犯人は、たぬきの「ぽんた」であった。
サリー警部は、言った。
「諸君、見たまえ、この部屋は茶色だ。だから、我々には犯人の「ぽんた」が見えなかったのだよ。」
「たぬきだから、茶色だろう。」
「保護色だよ。」
お見事であった。
さて、教祖様誘拐事件である。
なにも手がかりがつかめぬなか、サリー警部の苦悩は高まっていた。
サリー警部の地道な捜査は続いた。
人によれば、「散歩」と言うかもしれぬが、これはれっきとした捜査である。
街灯にも、聞き込みを怠らないのである。
若い女性二人にも、きっちりと聞きこむのである。
部下(飼い主)は、もう少しお話をしたかったのだが、サリー警部は先を急ぐのであった。
そして、なんやかんやあって、ついに教祖様誘拐の犯人がわかったのである。
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小説家のサリーであった。
取り調べで、小説家のサリーはこう供述した。
教祖様を誘拐して、自分が新しい教祖様になって、ハンドタオル、カレダー、挙措様グッズを作って、大儲けしようとかくさくしたのだった。
かくして、小説家サリーは逮捕され、教祖様は無事、戻ったのである。
めでたし、めでたし。
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