サリー先生と愉快な仲間達。第33話。サリー先生の旅の謎が明かされる!


「山田たかしさーん!」

「田中はるかさーん!」

診察を終えた患者さんの会計の準備が出来たと受け付けの女性が呼んでいる。

私は病院にいる。

定期検診なのである。

診察は10時なのだが、もう11時である。

私は待合室で新聞を読んで時間を潰していた。

「高田ひろしさーん。」

「高橋ゆりこさーん!」

まずい。

このままだと新聞読み終わってしまうぞ。

本を持ってくればよかった。

後悔していた。

その時であった。

「森しんいちさーん。」

うん?

どこかで聞いたような名前だ。

「森。」

「しんいち。。」

「森しんいち?」

「同姓同名ってあるんだな。」

私は新聞を読みながら思った。

そして、「これで森まさこさーん!」が来たら笑うな。。。。

私は、残りわずかになった新聞を読見続けた。

仕方がないので別の新聞を買いに行こうかと思った瞬間であった。

「森まさこさーん!」

本当なんです!

本当なんですから!

嘘じゃないんです。

私はふと「森まさこ」さんを見た。

婆さんだった。

すいません。

ただそれだけです。

それから採血に行けと言われたので採血に行った。

その後は、CT検査だ。

血は取られるは、CTは取られるは、最後には金を取られるのである。

病院はとにかくなにか取りたいのである。

まあ、命だけは取られない限り良しとしよう。

で、採血である。

小さい男の子。

そうさな。

まだ、3歳か4歳くらいか。

採血中なのであった。

こんな小さい子が。。。

男の子のそばには母親が赤ん坊。

いや、赤子と呼びたい。

赤子を抱っこしながら心配そうに男の子。

長男を見ているのである。

男の子は。。。

表情は見えぬ。

私は後ろの椅子に座っているので、後ろ姿しか見ることが出来なかった。

後ろ姿であるが、男の子が緊張しているのが見て取れた。

男性の看護師が注射針を刺そうとしていた。

別の女性看護師が男の子の横に座り、「お姉さんのほうを見ようか。」

「お昼ごはんは食べたの?」

懸命に男の子をリラックスさせようとしていた。

男の子は微動だにしなかった。

私は緊張している男の子の後ろ姿に。

「頑張れ。」

心の中で呟いた。

「おじさんがついている。」

当たり前だが、おじさんの心の中の応援は聞こえはしない。

しかし、男の子の小さな肩をぴくっと動いたことを私は見逃さなかった。

「応援は届いている。」

私は確信した。

「頑張れ、頑張れ。」

そして男の子の採血が終わった。

男の子は椅子から降り、母親に手を引かれ採血所を後にした。

男の子の顔は緊張の極限状態であったのか固かった。

しかし、緊張と共に、なにがしかを成し遂げたというある種の達成感に満ちていたことを見逃さなかった。

私は、「君はもう立派な男だ。」と心のなかでエールを送った。

「先生!」

「あああ。いいとこだったのに!」

「なんだよ、フィーユ君!」




「なにやってんのって。」

「今日、病院で私が遭遇したことをエッセイのまとめているのだ。」

「先生。よんなこより、我々は。。。。」




「パリにいるんですよ!」

ちなみに。

いま、話題の世界の名所ひょこりはんして見ました😁

とのことです。

「どこかに、cocoがいるらしいです。」

「cocoママ。。。。」

「で、サリー先生。」

「我々は、このパリでなにをやるんでしょう?」

「それに、東京オリンピック・にーぜろ・にーぜろの秘密。」

「我々の密命とはなんなですか?」

「うーむ。」

「本当は誰にも話してはいけないのだが。」

「ここまで付き合わせたお詫びだ。」

「フィーユ君。」

「君だにけ話そう。」

「私は、ある議員にあった。」

「国会議員ではない。」

「県会議員でもない。」

「犬会議員だ。」







「なんでしょう?」

「ここだけの話だ。」

「実は、東京オリンピック・にーぜろ・にーぜろだが。」

「おそらく、実現したとしても。」

「とんでもなく。」

「どうしようもなく。」




「になってしまうと危惧しているのだ。」

「それはそうだろう。」

「世界の国々では、オリンピックどころではない。」

「もしかしたら、日本選手だけの大会になってしまうかもしれないのだ。」

「それ、ただの国体だぞ。」

「そうなった場合、我々は失敗だったと世界から笑われないよう。」

「第三の手を打たなくてはならないのだ。」

「第一、第二の手はなんなんだったですか?」




「なかったんですね。」

「それで第三の手とは?」




「例え、人間が参加する大会がせこくなっても、盛り上がる大会を開催するのだ。」




「世界中で愛されてる。」




「わんこだ。」

「わんこ達を集めての。」

「東京オリンピック・にーぜろ・にーぜろ・・・・・」







「フィーユ君。」

「君が信じられないことはわかる。」

「しかし、これが現実なのだ。」

「最後にその犬会議員は言いた。」

「漫画医師。」

「万が一ですね。」

「そう、漫画の医師ってなんだ?」

「万が一、君もしくは仲間が捕られても当局は一切。。。」

「関知しないですね。」

「いや。」

「記憶にございません。」

「だそうだ。」




「であるから、我々は世界を回って、優秀なわんこ達を探しておるのだ。」

「わんわんピック選手にふさわしいわんこを。」

「そのために、優秀なスパイを雇い、世界各国で選手を探させているのだ。」



















「笑わないスパイと呼ばれる。」

「呼ばれる?」

「coco。」

「思いつかなかったんですね。」

「うん。」

「それで、我々はここパリでなにを?」

「とある方に会うのだ。」

「ここパリの有力者。」

「優れたわんこを知っている。。。。」




「ジャンポール・リキオ・ショコラさんだ!」

ちなみに。

サリー先生、フィーユ編集者、パリのティータイムいかが?

とのことです。

「なに。優秀なわんことな。」

「であれば。。。」

「奴に会えばいい。」




「ミッシェル・ナギ・ル・ブラン!」

「奴は、毎日、トレーニングに頑張ってる。」

ちなみに。

パリの散歩道っぽいでしょうか😅

とのことです。










「うむ。」

「優秀だ。」

「サリー先生。」

「なんだ?」

「あの、ジャンポール・リキオ・ショコラさん。」

「日本でも有名人なんですね。」

「うん?」




「チョケレートが販売されていますよ。」

「そうか。」

「でもな。」




「ポッキー、ひなた先生バージョンもあったのだよ。」

「父ちゃんへのクリスマスプレゼントだったのだ」

ということで、わんこピック参加わんこ募集中です!

ちなみに、病院のお話は実話です。

おしまい。

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