サリー先生と愉快な仲間達。第38話。腰抜けサリー先生。


あれは、いつでしたでしょう?

私がまだ20代の頃でした。

アパートを探していたのでした。

手頃な物件があり、大家さんに会いに行ったのです。

大家さんは、おばちゃんでした。

とても気のいい、おばちゃんでした。

話もまとまり、これで部屋も見つかったと思った時でした。

おばちゃんが言ったのです。

「それでね、ひとつ条件があるの。」

条件?

条件とはこれいかに?

「あのね、猫。」

猫?

動物を飼うなということでしょうか?

もとより、動物を飼うつもりはありません。

そんな余裕もありません。

すると、おばちゃんは。

「あの部屋には毎晩、猫が来るの。」

毎晩、猫がくるなんてただ事ではありません。

お話はだんだん怪談めいてきたのです。

「実はね、昔、あの部屋にいた人が猫を飼っていて、猫を置いたまま引っ越ししてしまって。」

「でも猫はね、あの部屋が自分の家だと思っていて、昼間はね外で過ごしているんだけど。」

「夜になると家に戻ってきて、ごはんもらって、寝るのよ。」

「それで、昔から、あの部屋に住んだ人は猫にごはんをあげて、一晩泊めてあげるとというのが条件なの。」

世の中にこんなおかしな条件ってあるんですね。

ペット禁止ならぬ、ペット世話しなさい。

私は、動物を飼うのは初めてでした。

初めてでしたが、物件が手頃な価格なので、「はい。」と答えました。

そうして、引っ越しをした日の夜でした。

部屋の中でくつろいでいると、ドアの外で。。。

「カラカラ。」

なんだ?

「カラカラ。」

ドアを開けました。

すると、猫が慣れたもんだよと入ってきました。

カラカラは猫が首輪をしていて、首輪に赤いプラスチックのハート型の飾りをしていてその音だったのです。

猫はごくごく自然に「あんたが新しいテナントさん?」

というように私にすりすりしました。

で、猫の世話をしなくてはならないのだと思い、買っておいた猫の餌をあげたのです。

猫は美味しそうに餌を食べました。

犬でも猫でも人はどういう理由で飼うのでしょう?

ペットショップで、拾ってしまって、あるいは保護団体で。

理由は様々ですが、大家さんが猫の世話をするのが条件でというのはなかなか無いのではないでしょうか?

これから、私と猫の共同生活が始まったのです。

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「なんだね。フィーユ君。」

「なかなか、面白いお話ですね。」

「そうだろう。」

「これは実話だ。」

「そうなんですか。」

「それから、猫を拾ったり、猫を貰いに行ったのに犬が来てしまったり。」

「どこかで聞いた話ですね。」

「うむ。」

「それで、フィーユ君。今日はなんの赤ん坊だね?」

「赤ん坊ですか?」

「そう。人間の小さいの。」

「。。。。」

「わからん?」

「ヒントだ。」

「赤ん坊の別の呼び方。」

「幼児ですか?」

「正解!」

「幼児だから。」

「用事?」

「大正解!」

「coco。サリー先生、いつもこうなんだよ。」




相変わらずち〜ん顔です😓
いつかは、サリーちゃんみたいな
笑顔の写真取れるかな😅

「で、フィーユ君、coco君、なんの用事かね。」

「サリー先生。」

「わんこぴっくですが。」







「各地を視察してまいりました。」

「うん。それで?」




「凪です。」

レスリングの練習🤼‍♀️




 

レスリング押さえ込み!




バックを取りました🤼‍♀️




聖火ランナー🔥
走ってませんけど😅

「頑張っておるな。」

「で、coco君は?」




「見てきました。」

「ココ嬢です!」




「フリスビー!」







「サッカー!」

「そして!」




「水泳!」

「見事だ!」

「そういえば、先生も水泳をやったことがありましたね。」










「なんですぐ逃げるんですか!」

「今度は救命胴衣をつけて。」




「やっぱり。」

「サリー先生、腰抜けですね。」




ということで、今回は腰抜けサリー先生でした!

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