サリー先生と愉快な仲間達。第43話!サリー先生の秘密の研究!





「なんだね、フィーユ君。」

「東京に緊急事態宣言ですね。」

「そうみたいだな。」

「先生は感染心配ではないのですか?」

「心配していない。」

「なんでですか?」

「簡単だ。」

「わしらは。。。」




「犬だからだ。」

「そうでした、そうでした。」

「しかし、飼い主さんが心配だな。」

「そうです。心配です。」

「でも、飼い主さんがステイホームで1日中家にいるとわしらわんこは幸せだ。」

「そうですね。」

「しかし、飼い主さんが、エッセンシャルワーカーだと家にはおらんぞ。」

「そうですね。」

「でも、人々の日々の暮らしに必要なお仕事だ。」

「わしらわんこもそこは理解しないといけないな。」

「その通りですね。」

「サリー先生。」

「なにかな?」

「先生、いつになく真面目ではありませんか?」

「そうか?」

「そうです。」

「このブログ、毎回、おばか話なのでたまには真面目なお話でもいいかと思ったのだ。」

「東京都から報奨金でも出るのではと思いましたか?」

「思ってしまった。」

「しまいましたか。」

「しまってしまった。」

「99%報奨金は出ないと思いますよ。」

「でないのか。」

「でませんね。」

「うんっじゃ、いつもの調子でいくか。」

「行きましょう。」

「このコロナ禍。いい商売を考えたのだ。」

「いい商売ですか?」

「うむ。」

「どんな?」

「ひなびえだ。」







「ひなびえだよ。」

「ひなびえ様の写真を1枚10万円で売り出すのだ!」

「2枚だと?」

「倍だ、倍。」

「バイデンねん!!!」




「すまぬ。。。」

「でな。。。。」

「なにが、エッセンシャルワーカーだ!」

「急に。。。」

「横文字にするんじゃない!」

「意味がわからん!」

「人々の生活にどうしても必要な人とか、職業とかと言えよ、こんにゃろ!」

「そうですな。」

「なにが、エッセンシャルだ!」

「わしは、エッセンシャルと言えば。」

「言えば?」

「明治・エッセンシャル・カップしか思い浮かばん。」

「どう思う、coco君!」




「そうか。。。」

「不要不急もよくわからん。」

「ですから、病院とか食料の買い物とか以外の外出は控えましょうといことですよ。」

「では、不要不急の入院、手術も控えてとは?」

「どの世界に、今日は暇だから入院しましょうかね。」

「手術もいいかもしれないわ。」

「という人がおるのだ!」

「まあ、それはそうですが。」

「大体がね、東京都の言うことがわからんのだ。」

「なにがですか?」

「遊園地だ。」

「無観客の営業をだと。」

「どこぞの世界に無観客で営業する遊園地がある!」

「まあ、先生、落ち着いて。」

「おそらく、闇営業する遊園地が出てくるぞ。」

「闇営業ですか?」

「そうだ。」

「よくあるだろう。」

「ここから先、関係者以外立ち入り禁止と。」

「ありますね。」

「だから、観客をすべて、関係者にするのだ。」

「観客すべて関係者ですか。」

「関係者って線引きがあいまいだろう。」

「だから、入口で、はい、関係者ですね。」

「はい、関係者です。」

「関係者、4名入りまーす!」

「とかな。」

「でもさすがにそれはバレるでしょ。」

「うんじゃ、観客に作業服着せる。」

「これで工事関係者だ。」

「メイドの恰好とか。」

「パレード関係者。」

「工事関係者や蕎麦屋の出前持ち、メイド、婦人警官、ゴジラ。。。」

「それが皆でジェットコースター!」

「壮観だな。」

「どう思うcoco君!」




「サリー先生。。。。」

「ところで、先生、もうひとつ理解に苦しむのが、」

「なんだね。」

「新刊を扱う書店はOKで、古書店。」

「いわゆる、古本屋は閉めないといけないんだそうです。」

「そうだな。」

「でも、考えてください。」

「普通、人込みでごった返している古本屋って見たことないですよ。」

「うむ。」

「ではなぜ、本屋はよくて、古本屋はいけないのでしょう?」

「フィーユ君。」

「いいことに気が付いた。」

「そうですか。」

「なぜ、本屋はよくて古本屋はだめなのか。」

「なぜです?」

「いいかね、誰にも言ってはいけないぞ。」

「いいません。どうせまたおばか理由なんでしょう?」

「ちがう!」

「これは、政府の陰謀。」

「秘密の計画があるのだ!」

「計画とは!」

「それはだな。。。」




〇〇戦争も末期。

戦況は日々悪化を辿っていた。

政府は「ワクチンはもうすぐ届く!」と連日国民に明るいニュースを伝えていた。

それで、国民はこの戦争に負けるはずわないと信じていた。

そして、政府は国民に「不要不急の外出は控えるように」。

不要不急とはなんぞや?

政府は言った。

つまり、贅沢は敵だ。

パーマネントはやめましょう。

欲しがりません勝つまでは!

が標語となったのである。

夜8時以降の看板の電気は消す。

いわゆる灯火管制が敷かれたのである。

しかし、国民は頑張った。

挙国一致。

尽忠報国。

尊王攘夷。

焼肉定食。

牛丼大盛。

先の大戦では、敵性語禁止となり、タバコの「チェリー」は「桜」になり、「ゴールデンバッド」は「金鵄」となった。

ディク・ミネは「三根耕一」となった。

そして、今では、政府は出来るだけ国民に真実を知らせないように、極力、横文字に置き換えるようになったのである。

「集団感染」を「クラスター」。

「爆発的な患者の増加」を「オーバーシュート」のように。

であるから、頭のいい国民は思った。

「政府が横文字を使う時は、疑えと。」

そのような時であった。

田舎の小さな大学。

大富山大学で細々と研究にあけくれる学者がいた。

 

佐里山沙里男教授である。




教授はこの時、自分でもこの研究が後の日本。

2021年の日本が抱える。

いや、日本政府が抱える大問題を見事に解決する一大研究になるとは思ってもいなかったのである。

果たして、その研究とは?

「サリー先生!」

「なんだね?」

「で、その研究と古本屋はダメよはどう関係するんですか?」

「つまりだね。」

「その佐里山沙里男教授の研究だ。」

「当時は誰にも相手にされなかった。」

「その資料も残っていない。」

「と思われたが、1冊だけ佐里山沙里男教授により私家版として残っているそうなのだ。」

「そうなんですか。」

「でな、その唯一の本がこの日本のどこかの古本屋にあるとの噂があり、政府は緊急事態宣言下、これ幸いと古本屋を強制的に閉めその本を密かに探しているということなのだ。」

「まったく知りませんでした。」

「そうだろう。今思いついた。」

「そうなんですか!」

「嘘。これは重大秘密だ。」

「で、それは、この危機に瀕した東京オリンピックを無事開催できる裏技なんですね!」

「うむ。」

「で、その研究とは?」

「それはだな。。。。」







「凪君はどう思うかね?」




続く!

サリー先生と愉快な仲間たち。

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