船乗りフィーユの冒険。第10話。リキオがいっぱい!


サリぽん運輸である。

社長さんが言った。

「倉庫なんですが。」

「どうしたの?」

「なんか動物が侵入しているみたいです。」

「動物?猫?」

「猫じゃないみたいです。」

「犬?」

「犬でもないみたいです。」

「じゃあなに?」

「狸。」

「狸って、あの。。。ぽんぽこ?」」

「ぽんぽこです。」

「なんでわかるの?」

「糞が落ちているんです。倉庫に。」

「猫でもない犬でもない糞が。」

「ふーん。」

「今の笑うとこよ。」

「で、なんで狸よ。ここ東京よ。」

「東京でも外れです。」

「でも都民税払ってんだよ。」

「払ってますよ。」

「ねえ、都民税なんだけど、オリンピック赤字でしょ、いったい来年の都民税って高くなるのかなあ?」

「さああ。」

「高くなるんだったら俺、埼玉県に引っ越そうと思ってるんだよね。」

「なにしろ、川の向こうは埼玉県だもん。」

「そうなんです。川です。」

「会社の前、川でしょ。それで狸が川に沿って来るみたんなんです。」

「困ったね。」

「で、お客さんの荷物になにかあるといけないので、業者に見積もりをもらいました。捕獲の。」

「業者?そんな業者いるんだ。」

「いるんですね。これが見積もりです。」




「高いなああああ。」

「仕方がないですよ。」

「ビデオカメラも設置するんだ。」

「本格的でしょ。」

「でさ、ひとつ質問なんだけど。」

「なんですか?」

「捕獲した狸はどうなるの?」

「どうなるとは?」

「単純にどうなるの?」

「業者さんが持って行くんじゃないですか?」

「で?」

「でって?」

「持ってかれた狸はそのあとどうなるの?」

「どうなるって、知らないほうがいいんじゃないですか?」

「まあ、そうだな。知らないほうがいいか。」

「で、お願いしますか?」

「仕方がないね、お願いしましょう。」

「了解です。」

「あ!」

「なんですか?」

「あのね、ビデオね。」

「はい。」

「あれ暗闇でも映るビデオカメラでしょ?」

「そうでしょうね。」

「あのう、白黒の画面に、二つの光る目が。」

「でしょうね。」

「狸ですよ。たぬちゃん。」

「はあ。」

「で、檻の中にある餌に釣られて。。。」

「捕獲されます。」

「それはいんだけど。もしだよもし。」

「もし。」

「ふたつの光る目にだよ。」

「その後ろに小さく光る目があったらどうするの?」

「小さく光る目ですか?」

「それも、4つ。」

「なんですか?」

「子狸だよ。」

「子供の狸ですか?」

「そうですよ。」

「初めの光る目は母親ですよ。母ちゃん狸。」

「で、その後に、子供の狸が二匹。」

「母ちゃんの後をついてこちょこちょ。こちょこちょ。」

「母ちゃんと一緒に捕獲されるんだよ。」

「されますか。」

「されますよ。」

「でね、その親子の狸は捕獲されてその後どうなるの?」

「業者さんが。。。」

「業者さんが?」

「知らないほうがいいと思います。」

「なんか嫌だなあああ。」

「なんか寝ざめが悪いよ。」

「じゃあどうするんです?」

「どうするって。。。。」

「飼うか。」

「はああああ!」

「ぽんぽこ運輸とか社名変更して。」

「本気ですか?」

「無理だよなあああ。」

「しかしね。」

「なんですか?」

「うちって、まず野良猫のピンクだろ。」

「お腹がへるとごはんを貰いにくる、侵入社員。」

「で、サリーだ。」

「会社に行けるとわかると猛烈に一直線に会社に来る、見習社員。」

「で、今度は夜中に倉庫に入って糞をする、闖入社員。」

「まったく、動物に好かれる会社だね。」




ということで、未だ捕獲した狸ファミリーをどうするのか決断してないサリぽん運輸なのでありました。

ということで、しばらくぶりの「船乗りフィーユの冒険」!。




船乗りフィーユはなぜか牢屋の中にいたのである。

話せば長いことながら、簡単に説明すると。




島の警察。

「おやつで署」の、リキオ・リッキー警部に逮捕されたのである。




フィーユは必死で自分の無実を訴えた。

しかし、




リキオ・リッキー警部。

ちなみに、リキオはリッキーママさんの今は亡き父上のお名前なのである。

リッキーママさんのお母様、リキオパパの奥さん。

このブログの大ファンで、「リキオ」を登場させると嬉しいそうなのである!

この際、登場人物のミドルネームをすべて「リキオ」にしたらどうかと思っているのである。




船乗り・リキオ・フィーユはとんでもない危機にあった。

このままでは、島の「宝」を探す冒険旅を続けることができなくなるのである。

そうなのである。

船乗り・リキオ・フィーユは「宝」を探す旅をしていたのである。

作者もころっと忘れていたのである。




リキオ・リッキー警部である。

リキオ・リッキー警部!聞いてください!」

「なんだね?」

「私は決して怪しいものではありません。」

「みんなそう言うんだ。」

「世の中に自分は怪しいものですと言う奴はいない。」

「まあそうでしょうが。」

「私はこの島で島の「お宝」を探す旅をしていたんです。」

「なに、「宝」とな。」

「お宝です!」

「この島に「宝」があるなぞ聞いたことがないぞ。」

「そうなんですか。」

「でも、リッキー警部が。」

リキオ・リッキー警部だ。」

「そうでした。リキオ・リッキー警部でした。」

リキオ・リッキー警部が気がついていないだけで、この島には「お宝」が存在しているのではないでしょうか?」

「なに?」

その頃、島の中では。




リキオ・cocoであった!




島の重大なイベントが開催されることを思いだしたのである。




そうなのである。

今日は島の重大イベントの日なのである。










いつもの可愛いメンバーも。

いったい、今日は島でなにが行われるのであろう?

そこに。。。




リキオ・凪に似たわんこのポスターが。。。。




いよいよ待っていたとは????

もう島はお祭り騒ぎ!




露天商の、車・リキオ・寅次郎。

別名、リキさん




ということで、今回はここまで!

以下、次号予告!




なぜ、リキオ・ひなたが!




リキオ・ルーイ監督も!!!

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