サリぽん運輸である。
社長さんが言った。
「倉庫なんですが。」
「どうしたの?」
「なんか動物が侵入しているみたいです。」
「動物?猫?」
「猫じゃないみたいです。」
「犬?」
「犬でもないみたいです。」
「じゃあなに?」
「狸。」
「狸って、あの。。。ぽんぽこ?」」
「ぽんぽこです。」
「なんでわかるの?」
「糞が落ちているんです。倉庫に。」
「猫でもない犬でもない糞が。」
「ふーん。」
「今の笑うとこよ。」
「で、なんで狸よ。ここ東京よ。」
「東京でも外れです。」
「でも都民税払ってんだよ。」
「払ってますよ。」
「ねえ、都民税なんだけど、オリンピック赤字でしょ、いったい来年の都民税って高くなるのかなあ?」
「さああ。」
「高くなるんだったら俺、埼玉県に引っ越そうと思ってるんだよね。」
「なにしろ、川の向こうは埼玉県だもん。」
「そうなんです。川です。」
「会社の前、川でしょ。それで狸が川に沿って来るみたんなんです。」
「困ったね。」
「で、お客さんの荷物になにかあるといけないので、業者に見積もりをもらいました。捕獲の。」
「業者?そんな業者いるんだ。」
「いるんですね。これが見積もりです。」
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「高いなああああ。」
「仕方がないですよ。」
「ビデオカメラも設置するんだ。」
「本格的でしょ。」
「でさ、ひとつ質問なんだけど。」
「なんですか?」
「捕獲した狸はどうなるの?」
「どうなるとは?」
「単純にどうなるの?」
「業者さんが持って行くんじゃないですか?」
「で?」
「でって?」
「持ってかれた狸はそのあとどうなるの?」
「どうなるって、知らないほうがいいんじゃないですか?」
「まあ、そうだな。知らないほうがいいか。」
「で、お願いしますか?」
「仕方がないね、お願いしましょう。」
「了解です。」
「あ!」
「なんですか?」
「あのね、ビデオね。」
「はい。」
「あれ暗闇でも映るビデオカメラでしょ?」
「そうでしょうね。」
「あのう、白黒の画面に、二つの光る目が。」
「でしょうね。」
「狸ですよ。たぬちゃん。」
「はあ。」
「で、檻の中にある餌に釣られて。。。」
「捕獲されます。」
「それはいんだけど。もしだよもし。」
「もし。」
「ふたつの光る目にだよ。」
「その後ろに小さく光る目があったらどうするの?」
「小さく光る目ですか?」
「それも、4つ。」
「なんですか?」
「子狸だよ。」
「子供の狸ですか?」
「そうですよ。」
「初めの光る目は母親ですよ。母ちゃん狸。」
「で、その後に、子供の狸が二匹。」
「母ちゃんの後をついてこちょこちょ。こちょこちょ。」
「母ちゃんと一緒に捕獲されるんだよ。」
「されますか。」
「されますよ。」
「でね、その親子の狸は捕獲されてその後どうなるの?」
「業者さんが。。。」
「業者さんが?」
「知らないほうがいいと思います。」
「なんか嫌だなあああ。」
「なんか寝ざめが悪いよ。」
「じゃあどうするんです?」
「どうするって。。。。」
「飼うか。」
「はああああ!」
「ぽんぽこ運輸とか社名変更して。」
「本気ですか?」
「無理だよなあああ。」
「しかしね。」
「なんですか?」
「うちって、まず野良猫のピンクだろ。」
「お腹がへるとごはんを貰いにくる、侵入社員。」
「で、サリーだ。」
「会社に行けるとわかると猛烈に一直線に会社に来る、見習社員。」
「で、今度は夜中に倉庫に入って糞をする、闖入社員。」
「まったく、動物に好かれる会社だね。」
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ということで、未だ捕獲した狸ファミリーをどうするのか決断してないサリぽん運輸なのでありました。
ということで、しばらくぶりの「船乗りフィーユの冒険」!。
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船乗りフィーユはなぜか牢屋の中にいたのである。
話せば長いことながら、簡単に説明すると。
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島の警察。
「おやつで署」の、リキオ・リッキー警部に逮捕されたのである。
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フィーユは必死で自分の無実を訴えた。
しかし、
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リキオ・リッキー警部。
ちなみに、リキオはリッキーママさんの今は亡き父上のお名前なのである。
リッキーママさんのお母様、リキオパパの奥さん。
このブログの大ファンで、「リキオ」を登場させると嬉しいそうなのである!
この際、登場人物のミドルネームをすべて「リキオ」にしたらどうかと思っているのである。
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船乗り・リキオ・フィーユはとんでもない危機にあった。
このままでは、島の「宝」を探す冒険旅を続けることができなくなるのである。
そうなのである。
船乗り・リキオ・フィーユは「宝」を探す旅をしていたのである。
作者もころっと忘れていたのである。
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リキオ・リッキー警部である。
「リキオ・リッキー警部!聞いてください!」
「なんだね?」
「私は決して怪しいものではありません。」
「みんなそう言うんだ。」
「世の中に自分は怪しいものですと言う奴はいない。」
「まあそうでしょうが。」
「私はこの島で島の「お宝」を探す旅をしていたんです。」
「なに、「宝」とな。」
「お宝です!」
「この島に「宝」があるなぞ聞いたことがないぞ。」
「そうなんですか。」
「でも、リッキー警部が。」
「リキオ・リッキー警部だ。」
「そうでした。リキオ・リッキー警部でした。」
「リキオ・リッキー警部が気がついていないだけで、この島には「お宝」が存在しているのではないでしょうか?」
「なに?」
その頃、島の中では。
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リキオ・cocoであった!
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島の重大なイベントが開催されることを思いだしたのである。
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そうなのである。
今日は島の重大イベントの日なのである。
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いつもの可愛いメンバーも。
いったい、今日は島でなにが行われるのであろう?
そこに。。。
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リキオ・凪に似たわんこのポスターが。。。。
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いよいよ待っていたとは????
もう島はお祭り騒ぎ!
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露天商の、車・リキオ・寅次郎。
別名、リキさん!
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ということで、今回はここまで!
以下、次号予告!
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なぜ、リキオ・ひなたが!
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リキオ・ルーイ監督も!!!
ご参加わんこ大募集中!!!
■掲載希望応募ページ
教祖様の信者の方のワンちゃん、ねこちゃんの写真を募集中。
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