「保護犬」カテゴリーアーカイブ

サリー先生と愉快な仲間達。第42話。日米首脳会談の真実!





「フィーユ君。」

「前回の続きです。」

「なに前回のって?」

「東京オリンピックです。」

「あの話、まだやるの?」

「やります。」

「仕方がないなああ。」

「で、サリー先生、その「秘策」とはなんなんですか?」

「その前にだな、伝えておくことがあるのだ。」

「なんですか?」

「日本政府もオリンピックの中止を阻止すべく努力をしているのだ。」

「それはそうでしょうね。」

「先日も総理がアメリカに行ったな。」

「そうですね。」

「アメリカの大統領に会った。」

「会いましたね。」

「名前はなんといったかな。あのう。。」

「なんだか、2倍、2倍という、高見山みたな名前。」

「はあ?」

「高見山知らんか?」

「はい。」

「ジェットコースター・ギャップだな。」

ジェネレーション・ギャップではないでしょうか?」

「そうとも言う。」

「2倍!2倍!だよ。」

「先生、それは、「バイ」ですか?」

「そうそう、バイデン、バイデン。」

「バイデンねん!」

「先生。。。。」

「でな、フィーユ君、総理はな、ある重要な目的を持ってバイデンねんに会いに行ったのだ。」

「重要な目的ですか。」

「そうだ。」

「とんでなく重要な。」




「それはなんですか?」

「それはな。」

「こちょこちょこちょ。」

「なんですか?」

「聞こえません。」

「なんて?」







「お・べ・ん・と・お?」

「先生、お弁当ですか!」

「声がでかい。」

「すいません。」

「お弁当なのだ。」

「前回のお話では、東京オリンピック、たくさんの問題を抱えていますが、大会関係者に配るお弁当の食中毒が心配で中止すると。」

「まだ決まったわけではないがな。」

「その前に、お弁当をどうするかという問題があったのだ。」

「まず、候補にあがったのが、」

「あがったのが?」

「牛丼だ。」

「牛丼ですか?」

「先生、普通、松花堂弁当とかではないんですか?」

「うんにゃ。牛丼だ。」

「なぜ、牛丼が候補なのか理由は定かではない。」

「定かではないが、牛丼なのだ。」

「吉野家の牛丼。」

「並盛。」

「税込み、387円。」

「テイクアウト可。」

「お新香、みそ汁セットはプラス、162円。」

「お得だ。」

「しかし、あるところから横やりがはいった。」

「どこです?」

「松屋だ。」

「同じ、牛丼チェーンの松屋だ。」

「牛丼なら松屋でしょ。」

「まあ、そういわれれば、そうかもしれませんね。」

「しかも、松屋は、うちは牛丼にとんかつもつける!と言い張った。」

「松屋は系列にとんかつの、松のやがありますからね。」

「そうなると、またまた同じ牛丼チェーンの、すき屋も黙っておれん。」

「あのう、サリー先生。」

「なんだ。」

「サリー先生、このお話好きですね。」

「そうか?」

「先ほどから喜々としてお話されてますよ。」

「そうであるか。」

「でな。」

「はい。」

「牛丼に決まりかけた時だ。」

「またまた横やりがはいった。」

「またですか。今度はどこから?」

「コ〇・コーラだ。」

「は?」

「君も知っているいるだろう。」

「コ〇・コーラは東京オリンピックの公式スポンサーだ。」

「で、牛丼にコ〇・コーラはあわないだろうと。」

「まあ、そう言われればそうですね。」

「それで?」

「コ〇・コーラは早速、アメリカ政府に働きかけたのだ。」

「なんと?」

「大会のお弁当はなんとしてもアメリカ色の濃いものをと。」

「コ〇・コーラに合う。」

「アメリカのバイデンねんも激しく同意したね。」

「アメリカに行った総理は、バイデンねんとの会談で、大会のお弁当はこれぞアメリカというものにしてくれと言われたのだ。」

「そうだったのですか、で、これぞアメリカというのは?」

「先生、なんですか?」

「聞こえません。」




「マ・ク・ド・ナ・ル・ド?」

「マクドナルドですか!」

「そうだ。」

「ハンバーガーだ。」

「ハンバーガーほどアメリカを代表するものはないであろう。」

「しかも、アメリカはマクドナルドに加え、これまたアメリカを代表するファストフードの、ケンタッキー・フライド・チキンもご一緒に。という提案をしてきたのだ。」

「でも、サリー先生。アメリカと日本のトップ同士の会談で、オリンピックのお弁当が話題に上るのでしょうか?」

「なにを言っておる。」

「君は、バイデンねんと総理の昼食の映像を見なかったのかね?」

「見ましたが。」

「なにが出されていた。」




「ハンバーガーです!!!!」

「そうだ。あれは決して昼食ではない。あれは。」







「先生。私はしばらく立ち上がれません。」

「そうであろう。」

「これは日本の政府の中でもほんの一握りの高官しかしらん秘密事項なのだ。」

「でもです。サリー先生。」

「なんだね。」

「総理はアメリカで、ファイザーのトップにも電話していますね。」

「そうだ。」

「電話ですむならわざわざアメリカまで行かないで、日本からすれば済む話だと突っ込まれていますが。」

「なにを言っておる。」

「日本から電話するよりアメリカから電話したほうが電話代が安いのだよ。」

「そんなもんですか。」

「そんなもんだ。」

「で、総理はファイザーの社長さんに、ワクチンをはやくとお願いしたんですね。」

「フィーユ君。」

「君はまだまだだな。」

「そうですか?」

「総理はワクチンのお願いをしたのではないのだ。」

「そうなんですか!」

「そうだ。」

「ではなんのお願いを!」

「考えてみたまえ、毎日、毎日、ハンバーガーとフライドチキンだ。」

「胃も疲れる。」

「そのために。」

「そのために?」




「大量の胃薬をお願いしたのだ!!!」

「そ、そんなことが話あわれていたんですか!」

「いいかね、フィーユ君。」

「これはくれぐれも内緒だよ。」










サリー先生と愉快な仲間たち。

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