暗いのです。
とんでもなく暗い。。。
サリーの父ちゃんです。
サリーがいないのに加え、外壁工事。
毎日、毎日、うるさい。。。
工事の人と目を合わさないようにカーテンをしているのです。
以前、工事の人と目が合って、父ちゃんがサリーの代わりに、ぷーさんを抱いているのを目撃されてしまったからです。
ですから、父ちゃんの部屋は暗いのです。
そうなると、人間はどうなるのか?
考え方もマイナス思考になるのです。
先日、近所の病院に行きました。
久しぶりの外出です。
帰りに久しぶりに公園に寄りました。
ベンチに座り、サリーの父ちゃんはつぶやきました。
「しゃばの空気はうまいな。」
もうなに考えてんだ?
考えれば、サリーがいたから、朝、夕方、たまに深夜。
散歩に行っていたのである程度、運動も出来、規則正しい生活を送られたのです。
で、部屋です。
うるさいなああ。
部屋、暗いなああ。
どんどん暗くなるのです。
そして、サリーの父ちゃんは気がついたのです。
これった、犯人の心理だ。
よくあるでしょ。
刑事ドラマで、連続殺人犯とかでる話。
警察が捜査して、犯人のアパートを見つける。
警察、突入!
犯人いません。
でも、
「警部!見てください!」
犯人の部屋の壁一面に所狭しに、ストーカー相手の女性の写真が貼ってある。
あるでしょう?
で、いよいよ、サリーの父ちゃんの部屋にも警察がくるのです。
担当者は、もちろん!
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サリー警部!!!
すると、
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部下の、フィーユ巡査部長だった!
「見てください!」
そこには、次のターゲットの若い女性の写真が壁一面に!
なかったのです。
その代わり。。。
「なんだこれは!」
「サリーの写真ですね。」
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「警部!なんですかこれは?」
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「大好きな「さとこ」さんがいないので、不安になって探しているんだ。」
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「警部!なんでこんなに、「さとこ」さんが好きなんですか?」
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「わからん。。。」
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「聞き込みだ」
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「ついに見つけたのだ!」
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「見事ですね!」
「この執念、我々も学ばないといかんな。」
「警部!」
「なんだ?」
「これは?」
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「警部!結局、これは!!!」
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最後に、アロエ、無事、退院しました!
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おしまい。
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