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「これはフィユー君。」
「さっきから発見だ!発見だ!ってなにを発見したんですか?」
「うん?」
「フィーユ君。落ち着きなさい。」
「落ち着いてます。」
「実はだ、新発見をしてしまったんだよ。」
「だからなんですか?」
「いしい。だ。」
「は?」
「いしいだよ。」
「お隣の?」
「お隣は石井さんだ。」
「違うんだ。」
「いしいだ。」
「????」
「フィーユ君。君の晩ごはんだ。」
「いつものカリカリではなく。お高いお肉と茹でた野菜だったら君はどう言う?」
「嬉しい!」
「違うの!」
「ママさんが君の事を考えて栄養満点の特別晩ごはんだ。」
「君はなんと言う?」
「ママさん大好き!」
「違うの!!!!」
「うまそうですか?」
「君、わざと言ってない?」
「お肉だよお肉。」
「しかも夕方のタイムセールでお安くなったバラ肉じゃなくて、昼間に買った高級和牛!」
「さあ、君はどう言う!!!!」
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「おいしそう?」
「正解!」
「そうなのだ、おいしそう!」
「実はだなフィーユ君。」
「昔は、おいしそうは、いしいと言ったんだよ。」
「そうなんですか。」
「そうなんです。」
「それがいつからか、おがついて、おいしいになったのだよ。」
「知りませんでした。」
「そうであろう。私もさっき知った。」
「でな、となると今、テレビでレポーターが食レポをするだろう。」
「見てください。私の目の前にはジュージュー、肉汁が音をたてています。ステーキが。。。」
「おいしそうです。」
「がだな、見てください。私の目の前にはジュージュー、肉汁が音をたてています。ステーキが。。。」
「いしそうです。」
「になるのだよ。」
「全然、おいしそうじゃないですね。」
「であろう。」
「おいしそうなお寿司がだ、いしそうなお寿司になるのだ。」
「で、サリー先生。それのなにが新発見なんですか?」
「うむ。となるとだ、世の中には、おがついた名前とつかん名前がある。」
「確かに。」
「先程のステーキだ。」
「おステーキとは言わん。」
「しかしだ、寿司だ。寿司と呼ぶ人もいれば、お寿司と呼ぶ人もいる。」
「実はだ、日本おをつけるかつけないか協議会というものが存在するのだ。」
「そこが、これは、おですな、これはおは駄目と決めているのだよ。」
「例えば、カキだ。」
「菓子の、おかきがある。」
「果物の柿がある。貝の牡蠣もある。」
「どれにおをつけるか協議会が判定をしたのだ。」
「日本果物振興会がぜひうちの柿におを!」
「全日本貝類振興会が、いえいえ、うちの牡蠣にお!と熾烈な戦いが始まったのだ。」
「だがな、おかきだ。」
「なにせバックには、大日本帝国米穀振興会がいた。」
「金にものを言わせ、政界に金をばらまいた。」
「その結果、栄光のおは、おかきに輝いたのだよ!」
「サリー先生。もういいですか?」
「うん。おしまい。。。。」
「で、船乗りフィーユの冒険はどうなっているんですか?」
「心配するでない。」
「これだ!」
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前回までのおさらい。
魚屋の間黒勘八の一人娘のお「凪」が何者かに誘拐された。
何者かと言ったが、犯人はわかっていた。
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お佐里吉であった。
さっそく、江戸の町にこのひとありと言われっる岡っ引きの、お眠りの銭形coco平次親分と部下の、がらぱっちのこむぎが捜査にあたった。
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おこむぎが言った。
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おcoco親分が答えた。
「親分。凪お嬢さんが誘拐された現場です。」
「うむ。」
「現場に、タバコの吸い殻が2つありました。」
「それで?」
「ひとつは普通。もうひとつは吸い殻に口紅がついていました。」
「親分。ということは、現場には佐里吉の他にタバコを吸う男と女の二人がいたということになりませんかね?」
「おこむぎ。よく考えるのだ。」
「はい?」
「タバコを吸う男とタバコを吸う女。それにタバコを吸わない男の3人かもしれんだろう。」
「お言葉ですが、タバコを吸う男が一人、タバコを吸う女が一人。それにタバコを吸わない男が二人の4人組かもしれませんよ。」
「おいや。タバコを吸う男が一人と吸わない女が一人。タバコを吸わない男女が10人かもしれんだろう?」
「では親分。このお吸い殻は?」
「なんのお証拠にもならんということだよ。」
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ということで、呑気な二人は現場を後にしたのだった。。。
「でも親分。タバコを吸う男が一人と吸う女。それに吸わない男女、100人ってことはありませんか?」
「じゃあ、タバコを吸う男が一人と女に、吸わない男女1,000人ってこともありうるだろうが。」
「1,000人ですか?」
「全日本禁煙協会の禁煙中の1,000人だよ。。。」
お話変わって。。。
ある者がいた。
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もしや、犬視庁にこの人ありとうたわれた、サリー警部!
ではなく、犬視庁にこの人いたっけ?とうたわれる。
ひなた警部であった!
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凪嬢ちゃん誘拐事件に犬視庁から派遣されたのであった!
ひなた警部と言えば、あの「赤鬼対ひなた警部」で有名なのであった!
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サリー警部の衣装を受け継いだひなた警部であった。
果たして赤鬼の正体は!?
またまたお話変わって!
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一人の男がいた!
探偵小説界にこの人ありとうたわれる、江戸川河川敷フィーユ乱歩先生であった!
凪嬢ちゃん誘拐事件に興味をもった、フィーユ先生、わざわざ現場におもむき捜査をしているのであった。
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江戸川河川敷フィーユ乱歩先生といえば、怪人二十面相ならぬ、怪人1万相の作者として有名なのである。
何しろ、1万相である。
当人でさえ、本当の自分の顔がどれだったかわからないという怪人なのである。
とにかく、どんどん名探偵が現れるのであった。
果たして、凪嬢ちゃん誘拐事件、これからどうなるのであろう!
その頃、凪嬢ちゃんは!
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誘拐されている身であるがなにやら楽しいそうなのであった!
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