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まず始めに、「犬を店先につないで買い物をしない！」。

誘拐されたらどうするのだ。

犬の誘拐事件では、「犬を返して欲しければ、60万持って来い！」

「もしもし、うちのラブちゃんは大丈夫なんですか？声を、声を聞かせてください！」

「どうだった？」

「警部。駄目です通話時間が短すぎです。」

ということは起こらないのです。

なにを言っているかと言えば。

夕方、飼い主は近所のスーパーに買い物に行ったのです。

まだ小さいわんこが店先につながれて飼い主さんが買い物が終わるのを待っていたのです。

後からわかったのですが、まだ三ヶ月なのです。

人が大好きなようで飼い主にも飛びついてくるのです。

これ、まずいでしょ？

仕方ないので飼い主、座って遊んでました。

飼い主が買い物を終えて戻ってくるまで。

戻ってきたら、一言、「あんたねいったいなに考えているんだ。」

飼い主、戻って来ました。

綺麗な女性でした。

で、飼い主、言ってやりました。

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「可愛いわんちゃんですね。」

まあ世の中こんなもんです。

で、何を言いたいかと言えば、サリーをもらって、と言いますか、犬を飼うと色々と発見があることに気がついたのです。

先日、同じく小さいわんこを散歩させている小学生くらいの女の子と会いました。

そばにはお父さんもいました。

飼い主、女の子に「ちいちゃいわんちゃんだね。いくつ？」。

お父さん、ニコニコ。

これ、サリーを連れているからです。

サリーを、犬を連れていないとどうなるのでしょう？

犬を連れていないおじさんがサンダル履きで公園をうろうろしながら女の子に話かけるのです。

即、警察に通報！

小学校の連絡網で、「公園に不審なおじさん目撃！」とかメールが一斉に配信されるのです。

サリーを連れていて良かったのです。

もっとも犬を飼っていなければ、公園を散歩もしないし、向かうのは居酒屋なのです。

また犬を飼って気がついたのですが、同じく散歩で犬を連れた、いわゆる「おばさん」とお話をする機会が増えたのです。

犬、連れてなければ決してそんな経験はできないでしょう。

犬を連れた、おばさん達が立ち話をしている輪の中に飼い主が入っているのです。

想像ですが、通常のおばさんたちの立ち話の話題は、膝が痛い、三丁目の立花さんがどうのこうのです。

しかし、わんこ連れの輪の中の話題は、わんこなのです。

ですから飼い主も気後れすることなくサリーの話で参加できるのです。

と書いていますが、ふと。

「だからと言って、おばさん達の輪に入って楽しいのだろうか？」と思ってしまったのです。

でも、

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楽しい！

「いやーこいつ、サリーっていうんですが、わんこに興味なくって興味あるのは飼い主さんのバッグなんです。おやつ入ってないかなんです。はははは！」

言いたいのです。

わんこ連れのおばさん達の輪に入りたい！

飼い主、変わってます？

で、もうひとつ発見したのです。

それは、

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若い女性達のわんこの輪はない。

犬を散歩させている若い女性はたまに目にしますが、犬を連れた若い女性達の輪というものを目撃したことがないのです。

不思議なのです。

犬連れの独身女性と独身男性の合コンとかいいアイデアだと思うのですが、どうでしょう？

わんの連れの合コンで、「わんこん！」

だめかなああ。

で、散歩に行きました。

散歩に行く前、散歩に行けるとわかると、いつもの毛布噛み噛み。

ハーネスを付けるまでが長いのです。

なんとかして欲しいのです。

ようやくハーネス装着。

で、いつもの公園。

久しぶりに、ソックスに会いました。

ソックスはとても大人しいのです。

トイプードルの兄弟に会いました。

もううひょうひょ！祭りなのです。

兄弟の飼い主さんがサリーを可愛いねと言っていただけました。

しかしサリーは、

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いつもの事です。

そんなうひょひょ！祭りの間中、ソックスは、

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いやー、お見事！

サリーも見習って欲しいものなのです。

それで、ふと気がついたのです。

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飼い主は、ソックスとトイプー兄弟の飼い主さん達（おばさん）と30分も立ち話をしていたのです。

ソックスごめん。

でも、

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おばさんの輪、とても楽しかったのです。

おしまい。

 

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