またまた、料亭「穂利富」である。

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またまた、「サリー部長」が悪巧みを企てていたのである。

「おい、越後屋。」

「はい。お呼びで。」

「半沢サリ樹だ。」

「どういたしました？」

「もういなくなってから相当たつな。」

「そうでございますな。」

「そうでございますなではない。」

「無断欠勤が続いておる。」

「これは由々しき事態だ。」

「どういたしましょう？」

「解雇だ。」

「解雇と申しましても、サリー部長の一存では。。。。」

「わかっておる。」

「次回の取締役会の議題にするつもりだ。」

「何しろ、みなの同意が必要だからな。」

「自分だけの決断は避けぬと。。。」

「なんと言った。」

「ほれ。」

「パソコンを立ち上げようとしたら、立ち上がらない。」

「なんでだと思って。」

「ああ、電源をコンセントにさしていなかった。。。。」

「よくあることだ。」

「これだよ。これ。」

「。。。。。。」

「コンセントさす。」

「コンセンサス！！！！」

「ぐはははははは！」

「部長。。。。。。」

といういつものおバカ話だったのである。。。。

そして、いつもの居酒屋にいつもの連中が集まっていたのである。

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COCO!

「半沢サリ樹はどこにいったんだろう？」

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「フィーユ副支店長はいつも探しているぞ。」

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「そうだな。」

リョウが言った。

そして。

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長崎支店長の「力樹」が大富山信用金庫の社用車で現れた！

うん？

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サリー頭取と一緒ではないか！！！

そして、力樹が半沢サリ樹の知られざる過去。

どのようにして大富山信用金庫に入社したのか。

そして、なぜ大富山村の復興に頑張っているのかを語ったのである。

「やつはな。」

「捨て犬だったのだ。」

「捨て犬ですか！」

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「でも、やつは東大卒では！」

「違うのだ。」

「東大の構内でうろうろしていたのだ。」

「そうなんですか。」

「それで、なぜか東大卒との誤解が。。。」

「でも、よく人事が採用しましたね。」

「うむ。」

「履歴書には、東大のもとで暮らしていましたとあった。」

「これを。。。。」

「とうだいもとくらし！！！」

「まあ、うちに人事も人事だが。。。。」

「でもな、やつは採用されると頑張った。」

「預金獲得に毎日、毎日。。。」

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「出しなさい！！！！」

「なかば強盗のように。。。。。」

「そして、奴はその努力を認められ、転勤した。」

「どこへ？」

「四国だ。」

「四国？」

「そこで奴は、ある学校の先生に出会った。」

「それで？」

「奴は可愛がられた。」

「学校には、うらなりという英語教師がいた。」

「気弱な正確だった。」

「マドンナという婚約者がいた。」

「有名な歌手の？」

「それは違う。。。。。」

「それで、教頭の赤シャツ。。。。」

「これが嫌なヤツでな。」

「先生と同僚の山嵐。」

「そして、サリ樹がなげる蹴るは、噛み付くは。。」

「それでどうなったんです？」

「先生は問題を起こしたことで東京に帰った。。。。。」

「それだけですか？」

「そうだ。。。。」

「しかし。その後、ある小説家がこの話を小説にしたことはあまり知られていない。」

「それは？」

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嘘でーす！！！！

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つづく！！！

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