本日のおばか話です。
毎度ばかばかしいお話しでございます。
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ある日、わたくしは夕方お食事にむかったのであります。
牡蠣を食べに行ったのです。
牡蠣、オイスター。。。。
大好物なのであります。
ある日、ご近所のグレースままさん(仮名)が生牡蠣が大好物で以前、旦那さんと行った店があるとのことでした。
わたくしは盆姉(仮名)に生牡蠣すき?と尋ねたら大好きだということになりまして、いつもの3名でむかったのであります。
ただ事前にグレースままさん(仮名)からメールで「お店は2階で階段ですけど大丈夫ですか?」とあったのです。
あたしは、2階だったらなんとか大丈夫ではないかと思ったのでありました。
で、盆姉(仮名)に「わるいんだけど、階段登る時に後ろから腰押さえてくれない?」とメールしたのですが、
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「無理」
もうなんというのでしょう。
あざやか!
あっぱれ!
ということで一抹の不安をかかえお店にむかったのです。
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お店ですが、階段。。。。。
急なのです。
とんでもなく急なのです。
例えればエベレストなのです。
私はなんの装備もないのにエベレストに登ろうとしているのです。
私は手すりにつかまりながら一歩、一歩頂上へと登っていったのです。
頼みはシェルパのグレースままさん(仮名)だけなのです。
私は命の危険をかえりみず登頂に成功したのです!
しかしなんでこんな階段が急なのでしょう?
お店に入り、「予約をしているサリーの父ちゃん。」と告げたのです。
すると驚愕の事実を知らされたのです。
「ご予約のお席は3階です。」
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え?
エベレストの頂上に登ったと思ったら更に頂上があったのです。。。。
しかも3階へ登る階段がもっと急なのです。
これは一緒に行ったグレースままさん(仮名)も「急ですね。」と言ったことで証明できるのです。
私は呆然としたのです。
「これ無理。。。。」
でもなんとか登頂方法を編み出したのです。
それは、
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まず階段に背を向け階段に座って座る。
そしてえっちらほっちら一段ずつ座って登る。
これを「えっちらほっちら登山方法」と呼ぶのです。
そうしてなんとか3階の席に到着したのですが、あることに気がついたのです。
「牡蠣。」
「ビール。」
「うんめー!」
やがて、「ちょっと失礼。。。。」
「おちっこ。。。」
必然なのです。
おちっこ。。。。
トイレは2階です。
私はまたまた階段にお尻の、今度は「えっちらほっら下山」を慣行しないといけないのです。
私も男です。
勇気を振り絞って決断したのです。
グレースままさん(仮名)にこう言ったのです。
「だめ。。。。。」
結局、グレースままさん(仮名)が交渉していただき2階のカウンター席に移動させていただいのです。
それで、盆姉(仮名)も登場し牡蠣に舌鼓をうったのです。
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生牡蠣。
盆姉撮影。
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蒸し牡蠣。
盆姉撮影。
それに焼き牡蠣などとんでもなく美味しかったのです。
ビールもたくさんいただいたのです。
しかし、しかし。
私はまったく酔っていなかったのです。
なぜなら、
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「帰りどうしよう。。。」
登山は登頂しても下山時に遭難すると言われています。
あの急な階段を酔っ払って下山したら命の危険なのです。
そうなるとサリーにもう会えないのです。。。。。
こんなに階段が急だと知っていればサリーをどなたかに預けて「サリーよ。今生の別れだ。」
「短いつきあいだったが元気に生きろよ。」と言っておけばよかったのです。
それで私は、人生でこれほど真剣になったことはなかったというほど時間をかけて階段を降りたのです。
途中、シェルパのグレースままさん(仮名)が「大丈夫ですか?」。
「大丈夫ですか?」と言っていただいたのです。
で、私は無事下山したのです!
で、ふと振り返ると、
盆姉が階段の上で薄ら笑いを浮かべていたことを見てしまったのです。
嘘。
まあこうして牡蠣を堪能した3人でしたがひとつ疑問が残ったのです。
グレースままさん(仮名)は以前、旦那さんとこの店に来たのになんで階段がこんなに急なことを言ってくれなかったのでしょう?
腰痛のサリーの父ちゃんのことを知っていて「お店は2階。階段ですけど大丈夫ですか?」と気づかっていただいたのに?
その謎は帰り道に判明したのです。
私はエベレストの登頂を無事成功し道行く人がすべて国旗を振って祝っているような気がしながら歩いていたのです。
その時、グレースままさん(仮名)が呟いたのです。
「あ。主人と来たのはこのお店でした。」
はあああ?
牡蠣屋には姉妹店があったのです。
そこも2階で階段なのです。
でも私は言ったのです。
「今度はこちらに来ましょう。」
グレースままさん(仮名)、盆姉(仮名)はそろってこう言ったのです。
「大丈夫?」
そして私は、、、、
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「大丈夫。」
「あっちがエベレストならこっちは高尾山じゃない!」
以上「牡蠣屋騒動」でございました。。。。
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おしまい。
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