暇です。

暇すぎるのです。

休みに入る前は、掃除もしなくては、あれもこれも思っていたのですが結局、なにもやる気が起こらないのです。

社長さんに、「休みはこどか行くの？」

「家にいますよ。」

「そうなんだ。」

「だったら釣りにでも行かない？」

「釣りですか？」

「釣りやらないので。。」

「そうなんだ。」

「私もやらないんだ。」

という不毛な会話を交わしたのでした。

朝、サリーを散歩に連れていきました。

散歩から帰ってくると。

はやく、ドアを開けて！なのです。

目的はひとつ。

布団噛み噛みです。

それが終わるとサリーも飼い主もやることがありません。

しかし、やる気が起こらない。

そういえば、子供頃、友達の家に行くと、お父さんが、ステテコ姿で高校野球を見ていました。

そうか！

そうであったか！

これぞ夏の正しい過ごし方か！

しかし、ステテコを持っていないのです。

買いに行くか。

急に慌ただしくなってきたのです。

夏の正しい過ごし方をやるにはやらなくてはいけないことがあったのです。

しかし、外暑いし、

そもそも高校野球に興味なかったのです。

そういえば、連続テレビ小説「サリぽん！」の続きを考えないと。

でもなにも思い浮かばないのです。

世の中には、孫達が来るの。

という方もおおいでしょう。

飼い主はサリーを撫でながら、

「お前の孫とか来ないかな？」

子犬のトイプードル2匹。

お兄ちゃんと妹。

手をつないで、

「サリーおじいちゃん！。来たよ！」

サリーの孫の、「サリ太とサリ子」です。

犬はどやって手をつなぐんだろう？

「おお。来たか。」とサリー。

「ここがおじいちゃんの飼い主さんのおうちなの？」

「そうだよ。飼い主さんはおまぬけだがいつも一緒だからなかなか幸せだよ。」

うーん。

あまりにくだらないなああ。

でもやることないので進めるか。

うん？

犬の孫が来たらどうすればいいのでしょう？

「でもサリーおじいちゃん。この家、狭いね。」

「うちは広い庭があって毎日庭で遊ぶんだよ。」

「しーっ！それを言ってはいかん。」

「飼い主さんはそれはそれはとても貧乏なんだよ。」

「貧乏なんだが、サリーにだけはお高い無添加のカリカリを買ってくれのじゃ。」

「でもうちの飼い主さんは高級車のベンツを乗っていてよく海とか連れていってくれるんだよ。」

「おじいちゃんの飼い主さん。車も持ってないんでしょ。」

「自転車も持ってないんでしょ。」

「どこへ行くにも徒歩なんでしょ。」

「とほほほって悲しんでいるんでしょ。」

「だから黙りなさい。」

「飼い主さんはいざとなったらトラックを動かす！と言っているのだ。」

「かっこ悪い！」

「だからもてないんだよ。」

「なにを言っているんだ。」

「4トントラック1台、いくらすると思うのだ。」

「軽くベンツなど3台は買えるわ！」

「飼い主は密かにトラックの”三菱ふそう”のロゴの上に”メルセデス”のロゴを貼ろうとしているのだよ。」

「まあ、社長さんに止められたがな。」

「それでサリーじいちゃんはお前達にひとつ尋ねたいことがある。」

「なに？サリーおじいちゃん？」

「お前達は散歩に行けるとわかるとどうする？」

「散歩から帰ってくるとどうする？」

「決まってるじゃん。」

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「毛布噛み噛みだよ。」

「さすがわしの孫だ！」

「でな、いいか。」

「なにサリーおじいちゃん。」

「お前達はな。大きくなったらとても重要な、とても大切な使命がまっておるのじゃ。」

「なに？サリーおじいちゃん？」

「それはな。」

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「わしの後を継いで。」

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「教祖様になるのだ！」

すいません。

あまりに暇なもので。。。

おしまい。

 

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