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早朝です。
まだ寝ているサリーを起こして、散歩に行きました。
家に戻り、カリカリを食べないサリーに、おやつをあげました。
そして、なでなで。
いつもより、とても優しく。
「サリー。ごめんね。今日もお留守番ね。」
サリーは意味がわからず、キョトンとしています。
病院に行かなくてはいけないのです。
MRIを撮るのです。
実は、ここ2週間、足が痛いのです。
少々ですが、歩くのが辛いのです。
「足が痛くてよ。歩くの大変なんだよ」と言うと、社長が無言で自分の車から杖を持ってきました。
「使ってください。」
なぜ社長が杖を持っているのでしょう?
杖をつくほどではないのですが、ついてことがないので、「まあこれも一興。」
ありがたく貸してもらいました。
それで、会社の近くの整形外科に行きました。
レントゲンを撮りました。
特に異常はないそうです。
それで、後日、別の施設でMRIを撮ることになったのです。
着替えて、あの機械へ。
20分、動いてはいけないそうです。
大丈夫か?
耐えられるか?
飼い主は閉所恐怖症なんです。
狭いところが怖いのです。
仕方がないので、目をつぶって、サリーが我が家に来たころからのサリー話を思い出しました。
サリーが来た日、あいつボーットしてたな。
ここはどこなんだろう?
仮ママさんはどこへ行ったんだろう?
また、捨てられたんだろうか?
とか思ってたんだろうな。
なんだか涙が出そうになりました。
そんなことを思い出していると、とんでもないことが起こったのです。
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顔がかゆいのです。
かきたいのです。
でも出来ないのです。
かゆいのに、かけないほど辛いことはありません。
まあ何とか我慢して終わりました。
不思議なことに、かゆみは全然ありません。
そして、整形外科へ。
先生に色々説明していただきましたが、おまぬけな飼い主はよくわかりません。
どうも腰の骨の一部が細くなっているそうです。
すると先生、「そこのベッドに横になって。」
ベッドに横になりました。
女性の看護師さんが、「じゃあ、点滴しますね。」
点滴?
仕方ありません。
ちゃんと直さないとこれからのサリーとの生活に支障が生じます。
点滴の間、きさくな先生が、「ちゃんと食べてるの?」
「最近は殆ど外食で。」
「ダメだよ。奥さんは料理してくれないの?」
「私、独り者で。」
「そうなの。でも経営者だから外に何人もいるでしょう。女が。」
「いませんよ。独り者ですが、犬がいます。あ。でもオスだ。」
これが受けてしまったのです。
看護師さんも笑いました。
お調子者の飼い主は、自分のおかれた状況も忘れ、おばかなお話をしました。
すると、看護師さんが、「それでは注射しますね。」
注射?
聞いてないよ。
「うつ伏せになってください。そしてズボンをおろして。」
「はああああああああああ?」
お尻に注射するそうです。
えらいことになってしまったのです。
足が痛いことから、お尻に注射されるのです。
もう意味がわかりません。
飼い主は、ベッドの上でお尻を出しているのです。
お尻に注射されました。
ふらつかもしれないので、しばらく、ベッドに寝ていなくてはいけないそうです。
点滴は続きます。
飼い主、ボー然として寝ています。
心配した看護師さんが、「大丈夫?」
飼い主、ボー然としながら、
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「犬に会いたい。。。。」
優しい看護師さんが、「ワンコちゃんの犬種はなんなの?」
「トイプードル。」
「捨て犬で、毛がぼうぼうで放浪していて捕まったんです。」
いいおじさんが、ショックでボー然として、「犬に会いたい。」と泣きごとをいうのです。
恐らく、先生も看護師さんも初めての経験でしょう。
いいのです。こちらも初めての経験です。
しばらくすると看護師さんが、「では、座薬しますね」
座薬?
「え!」
「痛み止めです。」
「痛くていいです。痛くてもいいです。一生痛みと共に生きていきます。」
聞き入れていただけませんでした。
ボー然にボー然が重なりました。
ボー然の2乗です。
ボー然+ボー然=思考停止
いえ、ここに点滴が加わるのです。
ボー然+ボー然+ボー然=現実逃避
飼い主、天井を見上げてなぜか、「宇宙人になりたい」と思いました。
心配した看護師さんが、「ワンちゃんの名前はなんというの?」
現実に引き戻そうするのです。
「サリー」
「可愛い名前ね。」
「サリーに会いたい。サリーに会いたい。」
現実に戻ったのです。
「寂しがり屋でね。捨て犬だから、いつも誰かいないと心配なんですよ。トイレに行ってもついて来て、チラッと覗いて安心して戻るんですよ。」
「そうなの。また捨てられるんじゃないかと思っているのかもしれませんね。」
え!
そうか。そうだよ。
捨てられるかもしれないといつも思っているのか!
なにをいまさらそんな事に気が付いたのだろう?
それで30分。
「ゆっくり立ち上がりましょう。」
立ち上がりました。
すこしふらつきました。
看護師さんに手をとってもらい、待合室の椅子に座り1時間過ごしました。
先生が来て、「立ってみて。」
立ちました。
「歩いてみて。」
嘘のように痛みが消えました。
歩けます。
「大丈夫だね。問題ないね。」
痛み止めのお薬をいただき、お会計を済ませて、帰りました。
「おお!歩ける。歩ける。」
もうルンルンです。
そうそう、痛み止めのお薬を頂くとき、とても大切なことが心配でした。
人生最大の質問だと言っても過言ではありません。
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「お酒飲んでも大丈夫ですか?」
先生、目がテンになってました。
先ほどまで犬に会いたいと泣いていたおじさんです。
先生、呆れたように、「問題ないよ。」
やったぜ!
歩行、全然問題ありません。
学校から帰る小学生達がいました。
「君たちもこれから、苦しい時、悲しい時もあるだろうが、大丈夫だよ。」
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「お尻に注射して、座薬をすれば、全ては解決すんだよ。」
「あきらめるな、負けないで、夢をあきらめるなじゃないんだ。お尻に注射と座薬なんだよ。」
”辛いときもあるけど、負けないで、夢あきらめないで、明日をみよう、きっといいことがある。だって君にはお尻の注射と座薬が待っている!♪”
なのです。
そんなおバカなことを考えながら、家に帰りました。
サリーは、きっとベッドの上で、「この世の終わり」の表情でポつんと座っていることでしょう。
それで、そーっと覗くと、
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布団を咥えて寝ていました。
流石に長時間のお留守番ですから眠たくなるでしょう。
それで、飼い主、そーっと近かずき、サリーを撫でました。
もうサリー、大興奮。
我が家に来てから最大の興奮です。
その興奮は収まりません。
スリーピング・ちょうだい・ちょうだい®×100です。
仕方ないので、飼い主ベッドの上に座り、サリーのやりたい放題を見ていました。
そして、サリー、ハーハーしながら飼い主を見つめます。
それで、飼い主、興奮している愛犬に、
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「散歩行くぞ!」
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そんなことで、杖もつかず、元気に散歩に行きました。
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おしまい。
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