月別アーカイブ: 2017年4月

サリー、悩める小説家のお散歩日記

特定非営利活動法人アルマ・犬の里親募集

 

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私は、筆を休めたのである。

長く使っている万年筆を原稿用紙の脇に置き、ショートピースに、これも長い間、愛用しているロンソンのライターで火をつけるのである。

琥珀の煙を楽しみながら、原稿の先を考えるのである。

これから、トイプードルの「まさき」とグレートハウンドの「まゆみ」がいかに出会って結ばれるのかを思案しているのである。

私は、主人公が犬であることから、主人が必要だと思ったのである。

主人。

男と女である。

春樹と真知子としよう。

編集者は、「やばいですよ。誰もわかりませんよ。」と言うのであるが、私は全くかまわないのである。

分かる人には分かるのである。

それで、トイプードルの「まさき」とグレートハウンドの「まゆみ」は、それぞれの飼い主と一緒に散歩をしていて、数寄屋橋で出会うのである。

トイプードルの「まさき」の飼い主の春樹は金持ちなので、「まさき」には、高価なハーネスをつけているのだが、真知子はお金がないので、そのようなものは与えられないのである。

それで、「まさき」は、「まゆみ」に、、、、

「君の縄?」

と言ってしまうのである。

冒頭から、最後のオチを披露してしまったのである。

(先生!)編集者。。。

それで、私は気分転換に散歩に行ったのである。

もちろん和服で。

「桜も見納めだな。」

などと呟いて、初夏の街を散策するのである。

しばらくして、小腹が減ったので、蕎麦屋に立ち寄るのである。

板わさと熱燗を注文し、ちびちびと小説の構想をねるのである。

しばらくして、熱燗をもう一本注文し、天ぷら蕎麦も注文したのである。

しかし、天ぷら蕎麦。

犬生、長く生きているが、正しい食べ方がわからないのである。

天ぷら。

大体が、エビである。

あれは、いつ食べればいいのであろう?

天ぷら蕎麦、来ました。

まず、海老天?

どうも違うような気がする。

まず、いい蕎麦屋だと海老天、揚げたてで熱いのである。

だから、「あっちー!」になるので、まずは、蕎麦。

これも正しいのかわからないのである。

「まずは、つゆでしょう。」

なのかもしれぬ。

ラーメンも、まず始めは、つゆなのかもしれぬ。

とすると、メンマはいつ食べたらいいのであろう。

更に、チャーシューはどうなのかという重大事案が発生するのである。

「私は、まず始めに、チャーシューですね。」

という人はなんとなしに人間性を疑ってしまうのである。

「チャーシューは、スープを全て飲んで最後のシメですね。」

という人は、なにか「セコい」ような気がするのである。

それで、天ぷら蕎麦でる。

海老天を「待っててね。お蕎麦、全部食べてから、最後にいただきますよ。」

とか言って、そのまま放置していて最後に箸でつまむと衣がほどこけてエビだけになるのである。

しかも、エビじたい、意外と小さいことが判明するのである。

小麦粉で着飾っていたのである。

美人なので、家に招待して、高いワインなんぞも購入して、朝、目が覚めたら、「あんた誰?」状態なのである。

経験ないけどね。

あれ?

これ、小説家サリーのお話ですよね。

飼い主のお話ではないですよね。

どうも、最近、ブログ、サリーが書いているいるようで。。。

それで、小説家のサリーです。

私は最近、画期的な天ぷら蕎麦の食べ方を発見したのです。

天ぷら蕎麦を注文すると、お箸が来ます。

それで、もうイチゼン、お願いするのです。

追加のイチゼンを十字にして、丼の上にわたすのです。

その上に海老天を乗せるのです。

海老天、蕎麦を食べている間、ほどよく熱も冷め、最後においしく「いただける」のであります。

そんなことを考えながら、私は少し酔うのである。










おしまい。

 

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