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サリーの野良猫物語だワン!

特定非営利活動法人アルマ・犬の里親募集

 

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昔の写真を見ていたら、こんなのが。

それは、20年も前の土曜日でした。

私は、実家で朝ごはんを食べて、安普請のアパートで帰ったのです。

すると1階に、小さな白い手玉が。。。

よく見ると、毛玉に目があるではないですか。

「なんで毛玉に目があるのだろう?」

毛玉ではありませんでした。

ちっこい白い猫だったのです。

私は慌てて拾い上げました。

子猫はぐったりしていました。

実家に連れていきました。

実家には、父親が拾ってきて、いまでは大きくなった猫(くろ)がいて、子供の頃にミルクで育てた時に使った哺乳瓶があるのです。

それで、ミルクを飲ませました。

すると子猫は、「ぐぎゃー!」

元気に叫びました。

それで、仕方なしに育てることにしました。

名前は、母が命名しました。

「ちびこ」

今はいいけど、大きくなったら恥ずかしい名前です。

しかし、母親には逆らえないのです。

ちびこは、先住猫の「くろ」が大好きでした。

でも、「くろ」は「ちびこ」が苦手でした。

いつも距離をとっていました。

餓死寸前で助けられたの、ごはんをたくさん食べました。

そしていつの間にか。。。
















すっかり、でぶ猫に成長したのでした。

それで、飼い主は3回引っ越ししました。

ちびこは、3回ともついてきました。

飼い主が帰ってきて、お風呂に入ります。

夕刊を読みます。

読み終わって、「ちびこ!」と呼びます。

ちびこは、「およびですか」と風呂場に入ってきます。

そして、風呂のふた?に乗り、首を延ばします。

飼い主、首をゴシゴシします。

ちびこ、目を細めて、ゴロゴロです。

楽しい時間でした。

それで、18年と2ヶ月。

ちびこは、枕元で寝ます。

ある日、いびきをかくようにありました。

「猫もいびきかくんだ。」と思いました。

それが、数日続いて、「おかしいな」と思いました。

いびきではなく、息が苦しいのです。

慌てて病院に行きました。

バックパックで。

点滴です。

それから、入院生活です。

入院生活が続いたころ、飼い主は行きつけの寿司屋で、ビールを飲んでいました。

すると、携帯が。。。

病院からです。

ちびこ、かなりまずい状態だそうです。

慌てて、お金を払おうとすると、寿司屋の板前さんが、「そんなんいいんだよ。早く行けよ!」

飼い主、すいませんと言って、病院に走りました。

サンダルだったので、途中で転びました。

それで、病院へ。

先生がドアを開け、「どうしたんですか?」

え?

転んで、メガネが壊れ、額から血がタラタラだったのです。

それで、先生が消毒してくれて、絆創膏を貼ってくれました。

動物病院で治療された初めての人間になったのでした。

結局、ちびこ、18年と3ヶ月で亡くなったのでした。

大往生と言っていいのでしょう。

それで、なにを言いたいかと言えば、
















サリー咳をするのです。

ゲホゲホするたびに、ビックとするのです。

困るのです。

心配してしまうのです。

ゲホゲホが止まらなくなったらどうしたらいいのでしょう?

心配は止まらないのです。

 

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