サリーは、散歩や会社に行くとわかると、毛布や布団を猛烈に咬んで喜びをあらわします。
「散歩!散歩!散歩!」
「会社!会社!会社!」
なぜ、散歩や会社に行くとわかるかといえば、飼い主が着替えるからです。
いつも着ている、ボロボロのスエットから、ジーンズという「正装」に着替えると、ベッドに飛び乗り、咬み咬みが始まります。
本当になんかわからん犬です。
それで、散歩や会社に行くとき、咬み咬み、うれしい!はいいのです。
期待にこたえることができるので。
でも、ちょこっと近所にコンビニに、というときが困るのです。
「正装」に着替えると、咬み咬みが始まります。
「すまん。コンビニに行ってくるだけ。」
以前は、申し訳ないと思いましたが、最近はなにか、「おかしくて」しかたありません。
それで、日曜でした。
用があって外出しなくてはなりません。
会社は休みで誰もいないので、サリーを預けることはできません。
悩んだすえ、サリーを部屋においていくことにしました
一人だけのお留守番です。
ごはんの用意もOK。
お水もOK。
冷房もスイッチオン。
それで、でかける準備ととのいました。
サリー、ベッドの上でぐ~ぐー寝ています。
そのまま出かけて、サリーが起きて飼い主がいないとわかると可哀そうなので、とりあえず起こしました。
サリーは????
寝ぼけてます。
「ちょっと行ってくるから。」
「あとは頼むぞ!」
なにかこれから戦場におもむく武士の気分でした。
サリーにはぜひ、「あとはお任せください!」
と言ってほしかったのですが、散歩に行けると思ったのでしょう、布団咬み咬みが始まりました。
飼い主は、これからサリーの身におこる恐怖、寂しさ、そして怒りを想像し、涙を流しながら家を後にしました。
本当は、「めんどくせー」と、
「部屋荒らすなよ。」ですが。
それが午後1時でした。
用を終えたのが5時。
帰り道、大きなショッピングセンターがありました。
たしか、その中にはペットショップがあるはずでした。
サリー用になにかないかなと思い行きました。
色々欲しいものはあったのですが、なにも買いませんでした。
理由はただひとつ。
「高い!」
いつも思うのですが、なんでペット用品は高いのでしょう?
「部長。ペット飼っている奴は、可愛い可愛いで、うちの●●ちゃんにはいいもの着せたいわ。ちゅうのが多いので高くしても買いますよ。ウシシシ。。。」
「係長。お前も悪よのう。」
とかの会話が交わされているような気がします。
以前もお伝えしましたが、ユニ●で、ペットの服売ったら人気になると思うのです。
今度、経団連の会合で、ユニ●の柳井会長にお会いしたら進言します。
その前に経団連に入らないといけません。
経団連の受付で、「入会したいのですが」と言えばいいのでしょうか?
とりあえず、運転免許証と住民票と印鑑を持参すればいいのでしょうか?
あ!
あとマイナンバーは必ずですね。
それで、なんでしたっけ?
そうそう、サリーのためのペット用品が高いので、肩を落としてお店を後にしたのです。
「サリー。おとうちゃんの稼ぎが悪くてごめんね。」
「今日は千円しかもってないの。この暑いなか、タクシーで帰りたいのに、もったいないから、歩いて帰るの。」
「だって千円。。。。」
「ビール買いたいの。」
「ビールのためなら、一時間歩くの。」
と誰からも後ろ指さされないほどの堅い決意のもと歩いていると、あの、いろいろたくさんの物が、すんげー安くうっているドンキなんとを発見しました。
「あれ?こんなところに開店したんだ。」
飼い主は、引き込まれるようにお店に入りました。
当然のごとくペット用品売り場へ。
飼い主はすぐ店から出ました。
そしてコンビニへ。
何故か、千円しかもっていなかったのに、1万円が財布に入っていました。
犬用の「涼しいマット」とか色々買いました。
あと、イタリヤ製のサラミ。
社長、サラミが大好きなのです。
それに、ドイツのビール。
これは飼い主用。
色々買いこんで、うんうんうなりながら重い荷物をぶらさげ歩いて帰りました。
タクシー乗ればいいのに。
そこはそれ、飼い主も男です。
一度決めたことは最後まで。です。
タクシー代がもったいないわけでは決してありません。
決して。
でも、歩いている時に、バスが走っていて、
「バスという手もあったか。。。」
とくやんだのも事実です。
それで、帰りました。
はたして、サリーはどうでしょう?
ベッドの上で寝てました。
こころなし、寂しそうでした。
そーと、撫でました。
すると。
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以上が、サリーが一人でお留守番したお話でした。
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